「10歳若返る2テンポウォーキング」(1160号)・・健康経営優良法人のAZA

「歩く」のが健康にいいことは、多くの方がご存じの通りです。具体的にどれくらいのペースで、どれくらいの時間を歩けば、どれだけの効果が得られるか、ご存じでしょうか?今日は「2テンポウォーク」の健康効果とメソッドをご紹介いたします。 手軽にできる運動として、広い世代に親しまれているウォーキング。実はウォーキングで大事なのは、歩き方であることが、最新の研究で明らかになりました。20代をピークに年々衰えていく筋力や持久力を保持するためには、ある程度の強度の運動が必要です。米国のスポーツ医学会のガイドラインでは、「個人の最大体力の60~70%以上に相当する負荷の運動を1日20分×週3回以上×6ヵ月間行えば、体力が10%向上する」としています。普通のウォーキングの強度は最大体力の40%程度。一方、ややきついと感じる速歩きは最大体力の70%程度の運動に相当します。いつものウォーキングに「2テンポウォーク」を取り入れれば、速歩きの時に下半身の筋力と持久力を同時に高めることができ、血液の循環も良くなります。速歩きのみでは足が疲れ、息切れするので長くは歩けませんが、ゆっくり歩きの間に足の疲れや息切れがおさまるので、無理なく続けることができると思います。1日30分(うち速歩き15分)の2テンポウォークを週に4回行うと、速歩きの合計60分になり、米国のスポーツ医学会が推奨する、最大体力の60~70%の運動×週60分の運動効果が得られる計算です。実際に、このペースで中高年者が2テンポウォークを5ヵ月間続けた結果、筋力と持久力のアップが確認できました。2テンポウォークを5ヵ月間続けた中高年者のグループは、何もしないグループや普通歩きのグループよりも太もも前後の筋力が13~17%、持久力の指標である最高酸素消費量が約10%向上。体力年齢に置き換えると、約10歳若返ったことになります。暑い日が続き、外出も控える人が増えてきますが、夜など少し涼しくなった時間帯など工夫して、いい汗かきませんか。水分補給は忘れずに!

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