「極限まで無駄を減らす時短会議(1)」(1131号)・・半導体製造装置設計のAZA

久しぶりに書籍のご紹介ブログです。書籍「トヨタの会議は30分」(GAFAMやBATHにも負けない最速・骨太のビジネスコミュニケーション術)です。日常で会議や打合せ多いですよね。是非参考にしてください。
【極限まで無駄を減らす時短会議】
「会議は30分」ということがトヨタでは徹底されています。会議は1時間を基本としている企業も多いかと思います。しかし、会議時間が最初から1時間で設定されると、本来ならば30分で済む会議が、その時間を全て使い切るように進行されてしまいます。会議に2〜3回出席する日は頻繁にありませんか?例えば、年間で600回会議があったとします。そうすれば、毎回の会議で30分間が無駄となります。年間では300時間無駄なことに時間を費やしていることとなるのです。会議時間を1時間から30分に短縮するだけで、年間6分の1の労働時間を別の仕事に充てることができるようになります。会議時間が30分に設定されていることで、時間が限られているという意識が出席者全員に浸透します。そして、無駄な世間話が行われず、会議が始まった瞬間から、議題を確認して議論を行うことができるのです。もちろん議論が白熱した時には30分で足りなくなることもあります。その時は必要な分だけ延長する。しかし、延長も30分まで。それ以上の場合は別の会議を設定します。会議の最後には「次回の打ち合わせ内容」を決めます。そうすることで、次の会議では前回の会議以後に各関係者が動いた結果の情報交換から始まり、その後にブレーンストーミングや意見交換が可能になるのです。またトヨタでは「会議や打ち合わせ中はメモなし」が基本となっています。人が話している時にメモを取っていると「なぜ真剣に聞かないんだ?」と逆に怒られてしまうそうです。意思疎通という点では、会話中にメモを取る方が不自然な行為になります。話を耳で聞くだけでなく、相手の顔をしっかり見て、表情や身振り手振りなど非言語の情報も取り入れる。そうする方が、意思疎通において思い込みや勘違いが起こらず、理解度も向上するのです。また、相手の話に集中することによってその場で「なぜ?」を繰り返し聞くことができ、相手の真意を知ることができるのです。・・・ただし私達は数多く設計の打合せを行います。その場合は議事録としてはきちっと残さなくてはいけません。―――「トヨタの会議は30分(2)」に続く・・・

エンジニアリング事業部・最近の実績☆☆AtoZtoA