「中小企業こそDXが必要!と言われる理由」(1128号)・・DXに取組むAZA

現在弊社でも、リモートデスクトップでテレワークを行い、クラウド型ビジネスチャットツールの活用、Zoomを活用してオンライン会議の開催、クラウド型グループウェアサービスで、スケジュール管理に活用するなど少しずつDXに取り組んでいます。「中小企業こそDXが必要」と言われています。行政でも、中小企業がDX推進に活用できる助成金や補助金を用意し、取り組みを後押ししています。なぜ今、このように中小企業のDX推進が求められているのでしょうか。その理由は、次のような中小企業の課題解決策としてDXが活かせることにあります。
①業務プロセスの改善、効率化の促進に
中小企業は、人材や設備投資など活用できるソースが少ないため、労働生産性を上げるには業務の効率化が欠かせません。
DXに取り組むと、業務のデジタル化は必然となります。属人化した業務を自動化・標準化できたり、業務の非効率を見直すきっかけになったりと、自然と従来の業務プロセスにメスを入れることができます。
②人材不足問題の解決策に
労働人口の減少により、多くの中小企業が人材不足・人材確保に頭を抱えています。
社内にDXが進むと、定型業務は自動化され、業務の省力化が実現します。また、業務環境がクラウドに構築されるため、テレワークや在宅勤務が実現しやすくなり、多様な働き方にも対応できるようになります。優秀な従業員の維持・定着にもつながり、「働きやすさ」は企業の新たな魅力にもつながるでしょう。
③市場競争力の強化に
DXは、業務プロセスの改革だけでなく、社内に張り巡らされたデジタル網を駆使して戦略立案力や開発力の強化も容易に進めることができ、スピーディーな経営判断も可能にします。DXによって様々な新しい価値向上にチャレンジできれば、新戦略に取り組みにくいと感じている中小企業でも、世界に通じる競争力を持つことができるようになります。
④BCP対策の体制強化に
ここ数年、日本は水害や地震など自然災害が発生しやすくなっており、非常事態に対する備えはどの企業にとっても重要な課題となっています。しかし、BCP対策には膨大なコストが発生する可能性があります。DXを推進する中で、セキュリティの万全なクラウドを利用すれば、クラウド上に機密情報や顧客情報などの企業情報を保管することができ、自然と緊急時の事業継続体制をとりやすくなります。

エンジニアリング事業部・最近の実績☆☆AtoZtoA