「働き方の最適化とは①」(1119号)・・ワーク・ライフバランスのAZA

弊社では、ウィズコロナの働き方を模索しています。日経の記事を参考に数回に分けてお話させてください。テレワークに大きく傾いていたウィズコロナの働き方に対して、最近はテレワークと出社を併用する「ハイブリッドワーク」に取り組む企業が増えています。 テレワークの課題のみならず、ハイブリッドワークの課題も浮かび上がっています。 テレワークの課題はアイデアを生み出すといったことが極めて足りてないこと。「アイデアを出すときは、社内のメンバーとのコミュニケーションだけではなく、外部のいろいろな取引先などとも会って対話しなければならない。ところが、この2~3年はほとんどできてないといわれています。テレワークが浸透したことを前向きに捉える意見もあります。「移動の時間を考慮する必要がなくなるなど、ミーティングの時間調整がしやすくなった。」人や情報に偶発的に接する機会は減ったかもしれないが、フェーシングタイム(顧客と接する時間)は確実に増え、効果的に情報収集できている。弊社もお客様とオンライン定例ミーティングを開催することで、お客様と接する機会は増えています。では海外の状況はどうか。「米国や欧州では今、RTO(リターン・ツー・オフィス)のステージに入っており、社員をオフィスに結構戻しています」「各国で事情が異なるためグローバルで一律にRTOということにはならない」としたうえで、「コラボレーションを深め加速するために、グローバルでオフィスに出社しようという方向にある」といわれています。新型コロナウイルス対策としてのテレワークが企業に浸透し始めて2年ほどが経過し、テレワークへの過度な期待を捨て「実力」を冷静に見極めるフェーズに入ったといえそうです。「住宅や家族の状況など個々の環境によって、適した働き方は変わります。」これからは、よりきめの細かい個別最適が必要ではないでしょうか。「ゲームが好きで座り心地のよいゲーミングチェアを自宅に持っている若手は、会社の椅子に長時間座るだけでも苦痛に感じるかもしれません。」お子さんがいる家庭とひと口に言っても、保育園にお子さんを預けて集中できる環境にある人もいれば、そうでない人もいます。そもそもテレワークになじみやすい人とそうでない人がいます。「仕事と私生活が混然一体となった働き方をしてきた人は、テレワークはとてもなじみやすい」これに対し、「ワーク・ライフ・バランスへの意識が高い人は少し苦しんでいます。」「仕事と私生活をきっちり分けつつバランスを保とうとしていたところ、テレワークによって生活に仕事が入り込んできたわけですから、心地よく感じていないのではないかでしょうか。また「これからもテレワークで問題なく業務に臨める」との意見がある一方で、「最近2年間はこれまでの経験や実績といった蓄積を取り崩しながら仕事を進めてきたので、今から2年間も同じように進められないとの意見も有ります。・・・「働き方の最適化とは②」に続く

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