「刺激の量によって体感時間は変わる」(1050号)・・機械設計・電気設計のAZA

昨年を振り返ってもますます1年が早く感じられるようになりませんか?以前もブログでご紹介したジャネーの法則覚えていらっしゃいますか。この法則によると、「時間の経過の早さ」は、「年齢に比例して加速する」と言われています。同じ一年間でも、幼少期は長く感じ、歳を取るごとに早く感じますよね。50歳の人間にとって一年の長さはたった人生の50分の1ほどですが、5歳の人間にとっては5分の1と、5歳にとっては1年が全人生の中で大きな比重となっています。つまり、50歳の人にとっての10年間は、5歳の人にとっての一年間にあたり、5歳の人にとっての一日は、50歳の人にとっての10日にあたることとなります。 また今まで経験したことのない「新しいこと」を数多く経験すると、それらが印象に残り、時間が長く感じられるそうです。つまり知覚する刺激の量によって体感時間は変わります。年とともに新たな経験(刺激)の機会が減り、知覚力も低下する大人が時を速く感じるのは致し方ないともいえます。しかし、この体感時間は、約2年間続くコロナ禍においてスピードが増し、ゆっくり感じるはずの若者ほど速くなっているというのです。セイコーホールディングスの「時間白書2021」によると、コロナ禍前と比べ、20年の体感速度は平均で2・03倍。10代=2・66倍、20代=2・31倍、学生は2・57倍でした。本来、経験すべきイベント等が無くなり、新たな出会いも減り、孤独に陥りがちな若者の現状がうかがえます。うちいる大学生もここ2年で2、3回しか通学していません。コロナ感染は、ここへ来て急速に拡大していますが、若者への影響がこれ以上増えないような対策が求められますね。もちろん大人も同様です。新しいことにどんどんチャレンジして刺激の多い充実した一年にしたいです。そして暮には「長く感じた一年だった」と言いたいですね。

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