社長ブログ「学び直しの新常識」(1031号)・・真空装置設計のAZA

書籍の紹介になります。2030年大失業時代に備える「学び直し」の新常識『盾と矛』という非常に怖い題名の書籍です。これには環境が激変する時代を生き抜くには、知識やスキルのアップデートが不可欠。競争において身を守る盾にも、攻めるための矛にもなる「学び直し」について解説した書籍になります。要約は以下の通りです。●技術の進歩が従来型産業を破壊する例は多い。しかし、知識やスキルのアップデート、つまり「学び直し」を行えば、新たな職業に就くことは可能です。例えば、かつて自動車が出現した時、職を失った人力車の車夫は、タクシードライバーになることができました。●デジタル技術が革新される中、企業が生き残るには、ビジネスモデルの見直しが必要になります。しかし、長年のやり方や慣行などを変えることになるから、これを行うのは難しい非常に難しいのです。●ドイツの鉄鋼・金属商社クルクナーは、デジタル化によりビジネスモデルの変革に成功した好例です。その成功のカギは、企業文化の変革にありました。同社は、社員教育を通じて従業員がデジタル化戦略を理解できるようにし、業務においてデジタルな方法を用いる文化を定着させたのです。●新型コロナ対応において、日本はワクチン開発で後れをとりました。その原因は、「技術経営」を担う人材の育成基盤の脆弱化や、政策策定の「縦割り構造」などにあります。組織内の情報交流や、アイデアの交換を促す仕組みを作らなければ、コロナ対策はもとよりグローバル競争でも優位に立てません。●台湾はコロナ対策に成功した国の1つです。同国は国際人材が多く、官民とも新しいアイデアに寛容なのです。また、若者の声を聴く「若者顧問会議」をはじめ、教育、技術、情報交流に関する制度があります。こうしたことが背景にあり、コロナ危機が台湾を襲った時、理解力が高く、技術に長けた人材が情報を広く収集し、早期に良い対策を打つことができたのです。環境が激変する時代を生き抜くには、私達自身に学びで知識やスキルのアップデートが必要になってくるのです。

エンジニアリング事業部・最近の実績☆☆AtoZtoA