「脳にベクトルを持つ」(1005号)・・従業員第一主義のAZA

先週は出張ウィークになっており、ブログ長期でお休み頂きました。前半は「中小機構」の研修に後半は、装置立ち上げのメンバーとしてお客様の工場に伺っていました。そんな渦中で弊社の創立32周年を迎え安堵しています。コロナ禍・激動の乱世に経営者としてこの日を無事に迎えることは、何よりの喜びです。33周年は、「大飛躍の一年に!!」と精進してまいります。さて会社の営業の月日を重ねていくと、社員の高齢化も進んでおり弊社は平均年齢47歳になりました。そこで本日は「脳の学校」代表取締役・医師・医学博士の加藤俊徳さんの「脳を変化・成長させてゆく方法」についてご紹介させてください。――人間というのは、得意な脳番地(同じような働きをする神経細胞の集まりと機能)でものを考えます。人生において何らかの明確な目標を持ったり、自分の得意な分野をつくり上げていくことは、そこで活性化される脳番地を中心に物事を考えることに繋がります。そしてそれがその人の思考の視点となるのです。強い目的を持ってまっしぐらに進んでいく人の脳が著しく活性化され、成功を掴むことができるのは、脳の観点からも理解できます。逆に、漫然と人生を過ごしている人は、脳にベクトルがないために思考の視点が定まりせん。人間的にも魅力的な特徴に乏しく、飛躍的な成長もあまり期待できないと思います。日々を漫然と過ごさないためにも、先にやることを明確に設定することが大事です。明確な目標があることによって、それに対応する脳番地が活性化されるのです。目標が定めにくい人は、尊敬する人物をイメージすることをお勧めします。その人に追いつき、追い越そうとすることで、脳には容易に一つの方向性が与えられます。 前向きという言葉がありますが、その本当の意味は、前向きに計画を立てることです。先にやることは、できるだけ明確で、また長く継続できるものがいいでしょう。そして、そのことを通じて社会と関わることが大事です。社会との接点を持つだけで、人間は否応なく様々な脳番地を使うことになります。社会と関わることは、脳を働かせる最も簡単な方法なのです。その意味で、私は定年には断固NOを言いたいのです。脳には定年がありません。社会が定年を決めているだけです。脳の見地から言えば、定年はいままでやってきた脳の使い方から離脱することと言えます。それまでは、会社に行くだけで、それに必要な脳番地が働き、脳が鍛えられていました。会社を辞めると、それが全く使われなくなります。楽になったと思うのはわずかな間で、しばらくすると、それまで簡単にできていたこと、得意だったことがうまくできなくなり、その状態を放っておくと、数年で惚けてくるのです。定年で会社から離れ、社会的な活動が激減した人が、それまで以上に脳を使うことは大変なことです。定年後も脳の伸びるエネルギーを維持していくためには、それなりの工夫と努力が必要になってきます――。この話から日々の目標設定、社会との接点を持ち働き続けることが大切であることがわかります。弊社はこれからも健康経営の充実と定年延長など、従業員の皆様の立場にたち運営していきます。

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