「小さなゴールを設定する」(996号)・・社員第一主義のAZA

皆さんよくご存知の「孫子の兵法」。世界最高の戦略書であり古くは三国志に登場する曹操、武田信玄・徳川家康。ビルゲイツの愛読書でもあります。今後ブログでの少しずつご紹介させていただきます。今日は「小さなゴールを設定する」というお話の紹介です。

孫子:「兵は勝つを貴(たっと)び久しきを貴(たっと)ばず」ビジネスには大きなビジョンが必要です。展望がなければ、日々のやるべきことも見えてきません。ただし、あまりに遠いゴールを設定してしまうと、社員の意欲をかきたてにくいですね。そこで、大きなビジョンを「分解」し、目に見える小さなゴールをいくつも設定しておくことが大切です。たとえ大目標がはるか遠いところにあったとしても、小さなゴールをクリアしていくことで、知らず知らずのうちに成果が上がっていきます。保険会社のベテランであるHさんは新人のころ、営業に悩んでいました。その難しさに涙し「自分には営業の適性がない」とまで思っていたそうです。そんなとき、先輩に教えられたのが「今日はこれで終わりと思ったら、もう1軒だけ訪問するようにしなさい」と・・。Hさんは、それを素直に実行しました。その習慣が、やがて大きな成果へとつながりました。たとえ1軒でも、1年間で200軒以上になります。それだけ訪間数が増えると、成果は自然とついてきます。孫子の言葉にも「兵は勝つを貴(たっと)び久しきを貴(たっと)ばず」というものがあります。戦争が莫大な費用をともなうことは、今も昔も変わりません。そのため孫子は、戦うのであれば短期で決めることの重要性を説きました。長引く戦いは、国を疲弊させるからです。ビジネスも同様です。あまりに遠すぎるゴールには意欲が湧きにくいのです。マラソンランナーも、到達可能なゴールが設定されており、ランナーが前にいるからこそ追い上げるエネルギーが湧いてきます。徳川幕府は、江戸を起点にいくつもの街道を整備しました。道沿いには宿場もできたましたが、数キロごとに一里塚が作られました。旅人はこれを目安に「次の一里塚まで」と、疲れた足を励ましたのです。時間単位でのゴール、今日のゴール、今週のゴール設定を具体的に行いましょう!!

エンジニアリング・最近の実績☆☆AtoZtoA