「時は積りゆくもの」(983号)・・真空装置設計のAZA

毎日忙しい日が続き、あっという間に時は過ぎ去ります。私ぐらいの年になると年々加速度を増して行くんです。そんな時間の速さ皆さんも実感していますよね。そんな皆さんに今日は女優の山本富士子さんの「砂時計の詩」をご紹介したいと思います。山本さんは1950年の第1回ミス日本に選ばれ、53年に映画界にスカウトされ、大映に入社。「金色夜叉」「夜の河」「彼岸花」などでヒロイン役を好演。63年以降は映画界を離れ、舞台・テレビで活躍を続けています・・。「私は亡くなった主人と毎年バースデーカードを贈り合っていたんですけれども、主人は必ずそこに素敵な言葉を記してくれたんですね。その一つが砂時計の話だったんです。『産経新聞』の一面に、「朝の詩」という一般読者の方が投稿する欄があって、主人はそこへ投稿された「この秋」という詩に大変感銘を受けて、「砂時計の詩」と題してバースデーカードに引用し贈ってくれたんです。

『砂時計の詩』「1トンの砂が、時を刻む砂時計があるそうです。その砂が、音もなく巨大な容器に積もっていくさまを見ていると時は過ぎ去るものではなく心のうちに、体のうちに積りゆくものと、いうことを、実感させられるそうです。時は過ぎ去るものではなく心のうちに からだのうちに積りゆくもの」私はこの言葉に出合うまでは、時は過ぎ去るものと考えていました。こうしてお話ししている時ももちろん刻々と過ぎていきます。だからこそこの一瞬一瞬を大切に、一日一日を大切に、いい刻(とき)を自分の心や体の中に積もらせていくことが大事で、それがやがて豊かな心やいい人生を紡(つむ)いでいってくれる。そう受けとめて、一日一日を精いっぱい生きる、きょう一日を精いっぱい生きることの大切さを改めて実感させられました。とても感動したものですから小さな紙に書いて、お財布に入れていつも持ち歩いているんです・・・  私達の日頃の業務においても同じことが言えます。毎日の業務を消化いるのでは無く、自信の技術向上の為に経験を積み重ねている。この積み重ねがスキルになっていくのです。ですので、やっつけ仕事のように消化するのではなく、丁寧に行い、自身の経験値として積み上げるとが大切です。今日からは時間を「消化する⇒積み重ねる」業務を行ってまいりましょう。「楽しく積み重ねる」がBestですね。(明日から2日間、経営大学校出席のためブログお休みさせてください)

【参考】1トンの砂時計【砂暦(すなごよみ)】:島根県には砂が落ちきるのに1年間もかかる“世界最大の砂時計”があります。「仁摩(にま)サンドミュージアム」に設置されている直径1メートルの砂時計で、高さは5.2メートル、重さは560キロ。その巨大な容器の中には1トンの細かな砂が入っています。普通の砂時計同様、砂が自重で落ちていく仕組みになっています。ですが、容器内に温度差が生じ、空気の流れが生まれると砂の落下速度に影響するため、コンピュータ制御で容器内の圧力調整を行っているとのこと。これにより、0.84ミリの穴から毎日2740グラムずつ砂が落ちるようになっているそうです。

アザエンジニアリング・最近の実績☆☆AtoZtoA