「梅雨期に考える健康 ・免疫とカビとコロナ」(928号)・・機械設計製図のAZA

「健康な状態とか、病気の状態というものは、環境からの挑戦に適応しようと対処する努力に、生物が成功したか失敗したかの表現である」世界的な細菌学者であるルネ・デュボス博士の遺した言葉です。「健康とは、決して問題のない安息な状態を指すものではありません。むしろ、気温の上下、ウイルスや細菌の流行など、険しい環境の変化に対応しようとする力だというのです。梅雨の季節に入いりました。カビ、細菌が繁殖しやすく、食中毒も起きやすい時期です。環境の変化に対応しようとする賢明な行動を重ね、健康を保って行きましょう。(ご近所のアジサイ) 菌は、水分、温度、栄養の三つがそろえば増殖します。丹念な掃除や換気で、カビが好むホコリなどの栄養を除いたり、湿度を下げたりすることが肝要です。エアコンも上手に活用しましょう。食中毒にも注意が必要です。菌が増えても、色や味、においが変わらない事例は多いといわれています。生ものは極力加熱し、調理後も室温で長時間放置しない。冷蔵庫を過信しない警戒心も必要です。国民的な慣習になりつつある「小まめな手洗い・うがい」も励行していきましょう。今、細菌より極小なウイルスが猛威を振るっています。感染症に立ち向かうには、免疫細胞の7割が作られ、「免疫の最前線」たる「腸」の環境を良くすることが肝心になります。また日々の心掛けとして、①調食(食べ物の質と量を調整する)②調身(散歩、体操、運動をする)③調息(呼吸を調える)④調眠(睡眠、生活のリズムを調える)⑤調心(心を調える)の5点は、腸内環境を調える実践に通ずるといえます。未曽有のコロナ禍からさえも学び、前進する能力が、私たちにはあります。感染症などをより深く理解し、免疫力を高めておく日頃の努力や注意も、その一つではないでしょうか。 私達は働くプロフェッショナルです。その上で体調管理も重要な仕事ですね。

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