「学習効率の実験で判明したこと」(918号)・・真空技術のAZA

 4月に進級・入学したばかりの、中学生・高校生は1学期の中間試験の頃ですね。どうすれば一度勉強したことを忘れずにいられるのか。誰しも考えたことがあるテーマではないでしょうか?ドラえもんの秘密道具「アンキパン」ノートや本のページに押しつけると内容がパンの表面に写り、それを食べることで書かれた内容を全て完璧に暗記することが出来るというもの・・子供の頃に欲しい道具の1つでした・・(笑)。 私ぐらいの年代になると記憶力が・・?と自信喪失の方もいらっしゃいますね。ワシントン大学のジョン・ネストイコ博士がこんな実験をしました。被験者を二つのグループに分けて同じ教材を学習してもらう。事前に一方には「後でテストをします」と言い、もう一方には「後で別の人に教えてもらいます」と伝えます。実際には両グループに同じテストをしてもらったのですが、後者(後で別の人に教えてもらいます)の方が好成績でした。“誰かに教えるという心構えがあるだけで学習効率が高くなる”と博士は言われます。自らの経験を振り返り、得心する人も多いのではないでしょうか。人は誰かに教えることを通して、自分の理解不足に気付いたり考えを整理したりします。思想家ジュベールの言葉に「教えることは、二度学ぶこと」とある通りです。弊社がバディ制を導入しているのもここにあります。後輩にパートナーに自分の持っている知識を伝授してバディの成長があって初めて学びを成就するのではないでしょうか?バディに教えが伝わらないのは自身の責任かもしれません。再点検をお願いいたします。

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