「お客様は、商品と一緒に空気を買う」(916号)・・機械設計製作のAZA

先日ご紹介した書籍と同じトップ営業マンとして大成功を収め、最高峰のエグゼクティブプランナーに上り詰めた方のお話をご紹介させてください。この方は大成功を納めるどころか、人格までも超一流となり、大きく人生を変えた方でもあります。幾度となくご紹介している行動を変えることで、人生を変えていく言葉です・・。

「考え方が変われば行動が変わる

行動が変われば習慣が変わる

習慣が変われば性格が変わる

性格が変われば人格がわかる

人格が変われば人生が変わる」・・私が大好きな言葉です。

言動や行動が変わっていって、「ただの善人」になっても、「営業としての実績を上げることができなければ意味がない」と思われる方もいるかもしれません。確かに一理あります。でもこれ、実は強い関連性があることだと、私は思っています。私たちの会社だけでなく、皆さんの会社にも、たくさんの営業の人たちがいるはずです。与えられる商品は皆同じ。教えてもらう商品の説明の仕方や、売り方などはみんなに同じように教えられる。スタートは、皆同じなのです。しかし気づいてみれば、営業によって、その売り上げは何倍もの開きになってしまうこともあります。不思議ではありませんか?それはお客様が買っているものが「商品だけ」だと思っているからです。同じ商品なのに、なぜ営業によって、実績に差が出るのか・・。お客様は「商品と一緒に周りの空気も買っている」のです。「空気」とは・・。会社の企業理念や、お客様に対するその営業の気遣いや思いやり、または営業の仕事に対する理念、ひいては、その人間の人生観や価値観などです。以前に、北海道を代表する老舗のお菓子屋さんで、全国的にも有名な「マイセルバターサンド」の六花亭でこんなエピソードをビデオで観たことがあります。あるとき、六花亭で商品を買って帰られたお客様からお手紙が届いたそうです。その手紙の内容は、そのお客様がある雪の日に、旅の思い出として、六花亭でお土産を購入したときのことについてでした。味の美味しさは当然なのですが、その方が感動したのは、そのお店のおもてなしでした。雪の中両手いっぱいにお土産を買い込み、外で待たせていたタクシーに乗るためにお店を出ようとすると、そのお店のレジの人がそれに気づき、傘を広げその方に差し出し、両手からお土産を取り上げ、代わりに持って運んでくれたそうです。車まで運び、タクシーに乗り込むお客様を見送ると「ありがとうございました」と雪の中で深々とお辞儀をしていたそうです。そしてタクシーが走り出し、数百メートル進んだところで、(素敵な店員さんだったなあ)と、ふと後ろを振り返ると、雪の中でその店員さんが立つたまま、傘もささずにまだ見送っていたのです。そしてタクシーが角を曲がろうとしたとき、さらに一礼をしたそうです。この話、皆さんはどう思いますか。老舗の六花亭ですから、お客様への接客の仕方も、従業員へ徹底されているのかもしれません。ですが、このエピソードを聞いて、私は改めて「ああ、やっぱりそうなんだなあ。お客様というのは、商品の周りにある、目に見えないものに心を動かされるのだな」と、感動したのをよく覚えています。私達のお客様対応クレドを確認して終わりたいと思います。「お客様に感動を提供します!お客様にファンになっていただくために、誠実な対応を心がけ要望以上の仕事を行います。」私達の行動・対応をお客様は必ず見ています。難しいことかも知れませんが、「お客様を好きになる」ことから始めませんか。沢山のファンを作っていきましょう。\(^o^)/

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