「オートファジー・究極の健康長寿」(906号)・・真空技術のAZA

令和3年度の「健康経営優良認定」を頂きましたが、早くも「令和4年も健康優良企業を目指して・・」との啓蒙のお便りや、調査が届いています。会社や経営者が従業員の健康課題や健康づくり、食生活の改善、運動機会の増進などに務めることまでが大切な取組になっています。弊社の平均年齢が47歳と少し高齢になっておりますし70~75歳まで働くことを考えると、健康な心身の管理がとても重要になってきます。また年に一度の健康診断の結果が気になっている方も多いと思いましたので、本日は書籍「SWITCH(スイッチ)オートファジーで手に入れる究極の健康長寿」についてお話をさせてください。皆さんは何歳まで元気に生きたいと具体的な目標を持っていますか?多分平均年齢まで・・寿命は決まっているので運命任せ・・という方がほとんどではないでしょうか。特に私ぐらいの年齢になると平均寿命まであと何年しかないとか・・。人生の目標や希望が持ちづらくなってきます。私は具体的に90歳まで健康で、元気で、認知無く生きる目標を持っています。それによって人生の目標や生き方も変わると思います。この書籍には、人が健康で長生きする上で重要な、細胞の自己浄化機能を「オートファジー」といい、その「スイッチ」をオンにする方法について、生物科学研究者が解説しています。オートファジーとは、細胞内の不要物を取り除き、再利用する非常に複雑で多様なプロセスのことです。例えると日常生活で生まれたごみを分解・再生するための「細胞が元来備えているリサイクル装置」になります。免疫系を強化し、がんや心臓病、認知症などの発症リスクを低下させる効果があります。オートファジーは、様々な方法でコントロールされています。例えば、栄養が豊富にある時にはオートファジーの強度は下がり、飢餓時には上がる。飢餓などのストレス下では、細胞内の物質を消化し、生存に必要な栄養素を細胞に送っているのです。オートファジーを活性化させるには次の3つの食事法を紹介致します。

①『カロリー制限』は、老化を遅らせ、寿命を延ばす最も強力な方法であることが実験で明らかになっています。実験では成人218人を2グループに分け、Aチームは2年間カロリー制限食を、Bチームは通常の食事をとるよう伝えた。Aチームは、平均して10%の体重減少を2年間維持するなどの効果が見られ、さらに様々な健康上のリスクも減少していました。また糖尿病、心疾患、脳卒中などの加齢関連疾患の危険因子が低かったのです。

②『間欠的断食』は時間制限ダイエットとも呼ばれ、何千年もの長い歴史があります。断食は歴史的に、身体から毒素を出し、心を清め、健康な身体を取り戻す方法として用いられてきました。人間の場合、一般的には12~24時間の断食によって血糖値が20%以上低下し、エネルギー源として脂肪が使われるようになります。断食を正しく行うと、血圧の低下、インスリン感受性の改善、腎機能や脳機能の向上、免疫機構の再建、がんなどの病気に対する抵抗力がもたらされます。最新の研究によると、最大の効果が得られるのは、断食開始から16時間前後。これを実践するには、午後7時に夕食を食べて、翌朝、朝食を抜くだけでいいのです。

③『タンパク質循環』食事に関する重要な戦略として、「タンパク質」をとりすぎないように注意します。 タンパク質の摂取を減らせば、カロリー制限をすることなく、健康的に年齢を重ねられます。この方法は「タンパク質循環」と呼ばれています。インスリンの分泌は抑えられ、それによってオートファジーのスイッチが入ります。そのため、タンパク質循環やタンパク質の減量を定期的に繰り返すことが断食に似た効果をもたらします。また糖尿病やがん、心臓病などの疾患の発症リスクを抑える効果があります。以上の食事法以外にも運動でオートファジーを活性化させることも出来ます。皆さんも「オートファジー」を意識した健康法に取組んでみませんか。

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