「コロナ禍のラーメン店に学ぶ」(899号)・・機械設計・製作のAZA

間もなく3回目の緊急事態宣言が発出されます。連休前に需要を見込んでいた観光産業や小売店、商業施設には大きな打撃になります。私達の製造業も売上の安定が難しい状況が続いています。(昨日の散歩道で撮影)この1年で、営業時間の短縮やリモートワークの推奨など、新型コロナウイルスの流行により、働き方は大きく変わりました。多くの企業がピンチに陥っているわけですが、この状況を打破する方法はないものか?ラーメン店では、〆のラーメンをやめて朝ラーメンに切り替えたり、デリバリーに力を入れたり、コロナ禍を乗り切るため、様々な工夫をしていると聞きます。それに対し、ラーメン店専門経営コンサルタントとして活躍する、木村さんはこのようにいわれています。「ラーメン店に限らず、コロナが落ち着いても以前と同じような集客には戻らないと見込んでいます。消費者の多くは、快適に巣ごもり生活をできるように自宅環境を整えたりしていますから、その自宅を出て外食に行こうという気持ちにするには、相当の魅力が必要になります」続けて、「世の中が変わっているのだから、それに合わせて店側も変わることが大切」と。「コロナ禍でテイクアウトやデリバリーを始めたお店もありましたが、これらの業界では先駆者が多く、付け焼刃でうまくいくような世界ではありません。むしろラーメンには不利な土俵ともいえ、長く成果にするのは難しい領域です。次の時代に向けた長期的な視点で戦略を練り、しっかり投資をして、業態やビジネスモデルを一度壊して作り直すくらいのことをした方がうまくいきます。今、目の前の困難を乗り切ることも大事ですが、5年後・10年後を見据えた改革をすべきです」これは、何もラーメン店に限った話では有りません。ラーメンをサービスや製品に置き換えれば、どの業界にも当てはまることです。世の中には流行があり、新型コロナウイルスがなくてもいずれ廃れていく業界があるかもしれません。それに備え、未来を見据えた取り組みを検討してはいく必要はあります。私達は小売業では有りませんが、今までの概念を取り払い生き残るための他社との差別化や工夫は必須です。お客様が求めているサービス提供を考えていきます。

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