「感情を動かす言葉だけが、人を動かす・・」(823号)

「感情を動かす言葉だけが、人を動かす」。球界を代表する選手であり、名監督だった

野村克也氏が生前、語っていた名言です。野村監督の書籍『言葉一つで、人は変わる』

にある胸に刻んだ一文です。コロナが日本のみならず全世界を根底から揺さぶった

今年、漢字一文字ながら、人の心に届き、行動変容をも促した例は過去になかった

のではないでしょうか。それは「密」です。恒例の「今年の漢字」にも選ばれました。

以下TOP10です。

◆2020年「今年の漢字」トップ10

1位「密」28,401 票(13.65%)

2位「禍」13,655票(6.56%)

3位「病」10,369票(4.98%)

4位「新」9,882票(4.75%)

5位「変」7,037票(3.38%)

6位「家」6,865 票(3.30%)

7位「滅」5,200 票(2.50%)

8位「菌」5,062票(2.43%)

9位「鬼」4,840 票(2.33%)

10位「疫」4,082票(1.96%

日本漢字能力検定協会が「今年の漢字」の募集を始めたのは阪神・淡路大震災が起きた

1995年。この年、最も多かったのが「震」でした。後年、他の漢字圏でも日本と同様

の取り組みがスタートしました。台湾の場合、今年の漢字は「疫」でした。ちなみに

『大漢和辞典』によれば、密には「ひそか」や「近づく」などの意味のほか、古代中国

にあった国名もあるようです・・。そして止まらぬ感染拡大。

政府広報では、「この冬は、静かな年末年始を」と呼びかけています。

『今年の冬は、いつもと違う 初めての冬です。 

感染拡大防止のため、いつもと違う「年末年始の過ごし方」をお願いします。

皆さん一人ひとりのご協力が必要です。』

「静かな年末年始」の2つのポイント

1.飲食は家族、いつもの仲間と

・飲食は普段から会っている人と、短時間で開催

・席の配置の工夫

・会話時のマスク着用など基本的な感染対策の徹底

2.帰省は、慎重に検討を

・発熱等の症状がある方は、帰省を控える

・どうしても帰省される際は、三密回避を含め基本的な感染対策の徹底

・大人数の会食を控えるなど、高齢者等への感染につながらないように注意する

重ねて政府の分科会は23日、「人の移動、接触を減らすべき」と訴えました。

野村監督の名言「まず感じることで、人は考え、そして動く」・・皆で注意し合

いながら、声を掛け合いながら年末年始の絶対無事故・無感染をお願い致します。

今年1年、社員の皆様にはコロナ禍にあって献身的な業務推進を頂き、本当に感謝

申し上げます。明年は大躍進を予感しています。静かに楽しい年末年始をお送りください。

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