「体調管理には十分な予防策を・・」(822号)

業務は今日を入れて後2日となりました。年末年始は全国的に厳しい寒さが予想され

ており、先日の報道でもあったとおり大雪にも留意し警戒が必要です。この冬は一日

の寒暖差が激しい日も多く、体調を崩しやすくなる時期でも有ります。健康管理には

十分に注意をして参りたいと思います。誰もが今、特に気を付けたいのは、全国で

感染が拡大している新型コロナウイルスです。先日弊社のお取引先で感染者が出た

ことの報告を受けました。ウイルスは口や鼻、眼などの粘膜に付着して入り込み増え

ていきます。風邪や例年流行する季節性インフルエンザ対策と同様、まず自分が絶対

に感染しないよう、十分な予防策を講じていきましょう。感染防止の三つの基本として、

①「身体的距離の確保」②「マスクの着用」③「手洗い」を励行していきましょう。

流水とせっけんでの手洗いは、ウイルスの感染力を失わせることができ、非常に

効果的です。手や指に付着しているウイルスの数は、流水による15秒の手洗いだけ

で100分の1に、せっけんやハンドソープで10秒洗い、流水で15秒すすぐと1万分の

1に減らせるといわれます。外出先からの帰宅時や調理の前後、食事前など、面倒

でも小まめに行いましょう。またマスクの着用は、飛沫感染防止に推奨されています。

理化学研究所のスーパーコンピューター「富岳」を使った解析によると、マスクを

していれば、していない場合に比べて入ってくる飛沫の数を3分の1に減らせること

が分かりました。マスクから鼻が出ている人を見かますが、自分を守るためには

鼻まできちんと被ることを研究者は勧めています。また、感染経路の分かっている

新規感染者のうち、家庭内感染とみられる事例が目立っています。寒い日が続きま

すが、部屋にいるときはよく換気することが大切です。具体的に、窓を使った換気

は風の流れができるよう2方向の窓を、1時間に2回以上、数分間程度全開にすること

が推奨されています。室内温度が大きく下がらないように注意しながら、定期的に

行いましょう。少しでも体の不調を感じたならば、絶対に放置しないということも

重要です。無理せず、早めに帰宅して休む、また早期に医療機関に電話で相談する

ことも躊躇しないようにお願い致します。年末年始も規則正しい生活で、体調を万全

にするためにも、「生活の基本を大事にすること」「ちょっとした心掛けで、かけ

がえのない命を守れる場合が多々ある」ことを識者はいわれています。コロナウイルス

は私達のすぐそばにいることを忘れること無く、慌ただしい年末ですが、健康第一

で体調管理の基本に徹し、賢明な行動をお願い致します。

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