「定年退職をマラソンのゴールに例える・・」(818号)

弊社の従業員の平均年齢が現在46歳となっています。企業で活躍されて定年や早期

退職でリタイヤされた方を積極的に雇用して、弊社の技術力UPの底上のために

ご活躍いただいています。技術を売る仕事ですので、今後もベテラン技術者の雇用を

促進していく考えです。新聞記事に定年退職に関する興味深い記事がございましたの

でご紹介致します。――定年退職をマラソンのゴールに例えてみます。

最初は42・195キロ先に向けて走り出した。だが、その途中でゴールが徐々に延

びていく。最終的には53・703キロと、約11・5キロも先になっています。

果たして完走する気力とスタミナは残っているでしょうか―?昭和後期の定年年齢は

55歳(42・195キロ)でした。これが60歳、65歳、さらには70歳(53・703キロ)

になろうとしています。来年4月から改正高年齢者雇用安定法が施行されます。

このことにより、希望する社員が70歳まで働けるよう、全ての企業に努力義務を

課す法律です。努力義務であり、すぐに誰もが70歳まで働く社会になるわけでは

ありません。しかし、数年後には義務化も視野に入っているのです。健康面、貯蓄

や年金の有無などを自己点検し、自分は何歳まで働くのか、人生設計を見直す必要性

に迫られています。60歳以上を対象にした内閣府の「高齢者の経済生活に関する

調査」では、2割の人が「働けるうちはいつまでも」との回答です。全体の6割が

65歳を超えても働きたいと答えています。人生100年時代。生計のため、生き

がいのために働くニーズは高まっています。コロナ禍はテレワーク、時差通勤など

多様な働き方をもたらしました。政府と企業は、こうした試みも生かしながら、皆が

笑顔でゴールテープを切れる70歳就労の道筋を示して欲しいです。目下の雇用情勢

への万全な対応とともに――。

弊社では約1年間を掛けて、「働き方改革」に即した就業規則を顧問の社労士先生に

アドバイスを頂きながら全面改定を行いました。先月労働基準監督署に提出、先日

承認を頂きました。就業規則には健康に問題ないメンバーには70歳までの雇用の

機会を提供することも明記しています。今後も時代にマッチした就業規則の更新を

続けてまります。弊社の就業規則の「就業規則・前文」として以下の内容を記しています。

――弊社の経営理念の「会社作りと経営」とは経営者から、従業員の皆さんに向け

ての決意と約束を明記しているものです。その第一項目として弊社の最重要理念

である『どこまでも、社員第一主義の会社運営、愛情あふれる人間おもい、社員

おもいの経営実践』を謳っています。その理念を根本に、従業員1人1人を大切

にする経営を実践しています。そして大切な従業員と会社を守る為に、この就業

規則を定めます。また就業規則と共にクレドに提唱している「MISSION」

「VISION」「VALUE」を基本として、働く社員が充実し「働きがいのある会社」

「ワクワクする職場」を皆さんと共に、構築して参ります。――

———————————————————————AtoZtoA——

 「技術をデザインする」  マルチエンジニアリングのAZA