「夢の自動運転と近未来技術・・」(812号)

今日も前号に引き続き未来の技術についてのお話です。″夢の自動運転車″にまた一歩

近づいてきました。国内自動車メーカーのホンダが、世界初となる自動運転「レベル3」

搭載車「レジェンド」が安全基準を満たしているとして、国土交通省から「型式認証」

を取得しました。今年度中に販売開始予定です。自動運転は機能や技術の水準によって

レベル1からレベル5までの5段階に分かれています。最近多くの車に搭載されている

自動ブレーキや車線をはみ出さずに走る機能はレベル1や2とされています。さらに

1段階高度なレベル3は、一定の条件のもとであればハンドルやブレーキなどすべての

運転操作をシステムに任せることが可能になる機能です。高速道路が渋滞しているか

渋滞に近い状態で、速度50キロ以下で走行している場合などが条件となっています。

国土交通省によりますと、レベル3の車の実用化は世界で初めてだということです。

自動運転の「レベル」とは自動運転は機能や技術の水準によってレベル1からレベル5

までの5段階に分かれています。

【レベル1】自動ブレーキや車線をはみ出さずに走行する機能。

【レベル2】追い越しを自動で行う機能などで、最近販売される車に搭載されるよう

になっています。

【レベル3】一定の条件のもとでハンドルの操作や加速、減速などをシステムに任せる

ことができる機能です。高速道路で渋滞中に速度を落として走行している場合などが

想定されていて、不測の事態が起きたときはドライバーがすぐ運転できるよう備える

必要があります。レベル1やレベル2はドライバーの運転をサポートする役割を持って

いるのに対し、レベル3からはシステムがドライバーの代わりに周囲の状況を把握し

操作する要素が増え、求められる技術の水準は一段と高くなります。レベル4やレベル5

は、常にシステムがすべての操作を行う完全な自動運転です。

【レベル4】場所などを限定するの自動運転

【レベル5】場所などを限定しない自動運転

政府は2025年をめどに高速道路でレベル4の実用化を目指しています。渋滞時のイラ

イラも解消され、危険運転や交通事故も減ることを期待したいですね。さて未来の科学

技術はどこまで発展するのか?文科省の科学技術・学術政策研究所がまとめた調査に

よれば、自動車関連は2 0 3 3年に都市部で人を運べる″空飛ぶ車″が実用化されるとい

われています。子どもの頃にワクワクしたマンガの世界が現実されます。健康・医療

関連はどうか?32年にロボット・AIによる外科手術が導入されます。リニアの開通

も計画より遅れておりこのころになると言われています。

またワクチンは、同年に食べるワクチンなど次世代技術が実用化します。人生100年

時代を迎え、健康寿命も延びそうですが、ウイルスとの闘いはこれからも続くのです。

開発が進む新型コロナワクチンでは米英の製薬会社から臨床試験で有効性90%を超える

結果が相次いでいます。ワクチン接種の実用化もあと一歩に近づいています。いぜんとして

感染拡大が続いていますが、冬場は換気や手洗いなど感染予防の徹底が難しくなるから

こそ、尚一層の″3密″を避ける責任ある行動を続けていきましょう。

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 「技術をデザインする」  マルチエンジニアリングのAZA