「小学生向け図書に学ぶこと沢山あります・・」(806号)

読書の秋も、晩秋になりました。以前読んだ書籍「座右の寓話」がとても気に入って

おりその著者の最新作「まほうの寓話」をアマゾンで購入。届いてビックリなんと

小学生の「朝の10分読書」に推薦されている書籍でした。(*_*) でも読んでビックリ

内容は全然、小学生に限ったものでは有りません。大人でも納得の寓話ぞろいです。

私達が小学校の時にも、学校には図書室があり読書を競う習慣がありましたよね。

良書を沢山読んだ記憶があります。大人になった皆さんはどうでしょうか・・・?

今日は、その書籍からポーランドの寓話を紹介致します。子供の頃からしっかりと

したことを学んでいたんだな―と感心します。大人にもハッとさせられる物語です。

題名:「2ズウォッティのモイシュ」   ※ズウォッティ:ポーランドの通貨単位

――穀物を売り買いする商人のところで、同じ「モイシュ」という名前の二人の

若者が働いていました。一人の給料は週に2ズウォッティ、もう一人の給料は週

に6ズウォッティです。あるとき、2ズウォッティのモイシュが店の主人に尋ね

ました。「もう一人のモイシュは週に6ズウォッティもらっているのに、なぜ自分

は2ズウォッティなのですか?」「まあ、見ているがいい」主人は言いました

「そのうち理由を教えてやる」数日後、主人の家の下の道を、隊列を組んだ十台

ばかりの荷馬車が通りかかりました。主人は急いで2ズウォッティのモイシュを呼びました。

①「何を運んでいるか聞いてこい」モイシュは道を下って聞いてきました。

「トウモロコシを運んでいるそうです」主人はまた命じました。

②「どこに運んでいるか聞いてこい」モイシュはまた道を下り、もどってきて報告

しました。「市場に運んでいるそうです」主人はまたもや命じました。

③「誰に頼まれたのか聞いてこい」モイシュはまた走り、しばらくしてもどってくる

と言いました。「となり町の町長さんに頼まれたそうです」主人はさらに命じました。

④「値段を聞いてこい」モイシュは馬に飛び乗って荷馬車を追いかけました。もどって

きて値段を伝えたモイシュに、主人は言いました。「そこで、少し待っておれ」主人は

6ズウォッティのモイシュを呼んで言いました。

①「さっき通った荷馬車の商人たちの様子を見てきてくれ」しばらくして、戻ってきた

6ズウォッティのモイシュは主人にこう報告しました。「となり町の町長さんに頼の

まれて、トウモロコシを市場に運んでいる商人たちです。値段を聞きまして、それ

より少し高い値段で買うと申しましたら、もう疲れたので、うちの倉庫に荷を下ろす

と決めてくれました」主人は2ズウォッティのモイシュに言いました。「これで、もう

一人のモイシュとお前の給料が違うわけが、わかっただろう?――」二人の給料は

三倍も違います。なぜでしょうか?6ズウォツティのモイシュは、主人の言葉から

本当の望みを読み取り、先回りして行動することが出来るからです。2ズウォツティ

のモイシュは、言われたことしかやりません。言われたことをきっちりこなしている

点は良いのですが、同じ道を何度も行ったり来たりするなど、行動にむだが多いこと

がわかります。人が言葉で伝えたいことは、一つとは限りません。言葉には「文字

通りの意味」と、その裏に隠れている「本当の意味」があるのです。この「本当の

意味」を想像し、言われた以上のことを実行できるようになれば、相手に喜んで

もらえるだけでなく、自分の無駄な行動を防ぐことも出来ます。誰かに何かをお願い

されたら、言われた通りのことをきちんとやるだけではなく、本当は何を求められて

いるのかを考える癖をつけたいですね。私達ビジネスマンの教訓にもなりますね。

日常の行動を確認してみましょう。

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