「儲かる会社に変えるⅠ・・」(801号)

先日読んだ書籍「15分で儲かる会社に変わる」社会保険労務士の牧野剛さんが著者。

この本から、儲かる会社について、話をさせて下さい。

儲かる会社に変える

新型コロナウイルス感染症拡大により、世界が未曽有の経済危機に直面しています。

コロナがもたらす惨状は、リーマンショックを超えるともいわれています。私達が

リーマンの時に体験した悲劇、今でも記憶に刻まれています。影響の期間も2年半続く

予想が出ています。経済が悪化するだけではなく、コロナで社会は大きく変わり、その

影響で生活習慣も変わることになりました。今のコロナの状況をふまえ、

「今は戦後最大の経済危機」という認識「時代が大きく変化した」という認識を強く

もち、私達1人1人が最大の危機感を持つことが大事なことになります。しかしこの

ような過酷な状況下でも、好調を維持している会社は沢山あります。コロナの悪影響

を受けるどころか、業績を伸ばしている会社があります。それらの会社は、業種も様々、

どの会社もごく普通の中小企業です。特殊な商品を売っていたり、日本で唯一のサービス

を独占的に扱っている、といったものすごい強みを持っていることもありません。

それなの会社には3つの共通点があります。

・粗利重視(売上ではないところがポイントです。)

・お客さまの声をきちんと聞いている

・社長1人で戦わず、社員全体を巻き込めているというものです。

これら3点さえ実行できるようになれば、どんな会社も儲かる会社・生き残れる会社

に生まれ変わることができるのです。そのために社長が「今」やるべきことは、社員

の意識改革です。とにかく社員を育て、仕事の枠組みを見直さないと雇用を守ること

はできません。今、日本及び世界の経済は、史上最大の危機的状況です。ですが、

この最大のピンチの時期にきちんと社員を育てておけば、業績の回復もズバ抜けて

早まります。だからこそ、会社が生き残るために今、社員を育てることが大切なのです。

コロナによる影響は、本当に深刻ですが、しかし会社を変えるためには大きなチャンス

ともいえます。なぜなら、私たちは基本的に現状維持が大好きで変化を嫌います。

うまくいっているときはそれでいいのですが、この激動の時代に変わらずにいると、

社会に取り残されると共に会社も潰れます。行動が必要となるこのピッチのときこそ、

変革のチャンスなのです。ピンチのときしか人は変われません。そしてピンチのとき

しか会社は変わりません。弊社でも今、バディー制や人材育成の取組、外注化などの

取組に挑戦中です。大切なことは、経営幹部の号令ではなく、皆さん1人1人の変化へ

の能動的な対応です。是非皆で取組んでいきたい。

現在、グループディスカッションのテーマが「コスト意識改革」となっており既に

2ヶ月議論を交わし合っています。設けの仕組み、儲かる行動に落とし込んで行きた

いからです。売上から原価を引いたものを粗利益といます。この粗利益が儲けになり

ます。粗利益を最大化するために、3つの作業が必要になります。

①売価を上げる ②原価を下げる ③販売数を増やす

①~③の順番通りに行うことがコツになります。なぜならば、商品の販売数を1%

増やした場合、利益は最大7%増にとどまり、売価を1%上げるだけで利益は23.2%

も増えるとアメリカのコンサル会社のマッキンゼーが試算しています。

そうすることで、粗利益が増えて、無理な残業を減らすことも可能となり、余裕を

もって楽しく働けるようになり、さらにいい仕事が出来るようになります。

今の日本は「良いものをより安く」という風潮がありますが、「適正価格で売る」こと

が大切です。そのためにも、他社との差別化などが必要になります。AZAさんに依頼

すると少し高いけど、こんなサービスがついてくる・・。どこよりも精度の高い図面で

ある等々・・。そこの付加価値に現在注目して2つの仕組みを盛り込もうと思っています。

時間の関係で次のブログで詳細を説明致します。良い商品、サービスを提供することで

「お客様から選ばれる魅力的な会社」作っていきましょう。

———————————————————————AtoZtoA——

 「技術をデザインする」  マルチエンジニアリングのAZA