「ニッチ分野で勝ち抜いているTOP企業・・」(793号)

先週末封切りの話題作映画「鬼滅の刃」コロナ対策を万全に行い鑑賞してきました。

全く知らないアニメで、どのようなものかも口頭で本吉さんに教えて頂いただけですが

あまりの話題作なので興味心だけで映画館に足を運びました・・。ストーリも映像も、

素晴らしく・・凄く感動しました。知らない世界に足を踏み込むことの大切さを知り

ました。これからも好奇心を持って、色々なジャンルに興味を持ち踏み込んだらもっと

人生が楽しく充実するのではないかと思いました。

さて今日は、コロナ禍の3月後半からお取引をさせていただいている企業について

お話しをさせて下さい。かねてからの取引先からのご紹介ということで、当社に

装置の改造の設計製作依頼が舞い込んできました。この企業は「グローバルニッチ

トップ企業100選」に選ばれている優秀な会社です。

経済産業省は、世界市場のニッチ分野で勝ち抜いている企業や、国際情勢の変化の

中でサプライチェーン上の重要性を増している部素材等の事業を有する優良な企業

を「グローバルニッチトップ企業100選」として選定しています。

経済産業省

この認定は2013年から始まり、2020年と今までに2回の認定が有りました。

ニッチで特定の分野のシュアが世界NO1の企業を意味します。弊社のお客様も特定

分野では世界シュアが限りなく100%の加工技術をお持ちです。

弊社は31年前に創業し明日創業の日を迎えます。創業当時は、日本の半導体産業

が黎明期でもあり、凄い勢いのある時代でした。弊社も半導体製造装置専門の機械設計

会社からスタートしています。薄膜技術のプロセスにも様々な方法が有りますが

スパッタリング装置を専門に行ってきました。

スパッタリングはいわゆる真空めっきに分類され、コーティングする対象物を液体や

高温気体にさらす事なくめっき処理が出来ることが特徴の技術です。

真空チャンバー内に薄膜としてつけたい金属をターゲットとして設置し、高電圧をかけ

てイオン化させたガス(普通はアルゴンを用いる)や窒素を衝突させます。すると

ターゲット表面の原子がはじき飛ばされ、基板に到達して製膜することが出来る。

原理も単純であり「スパッタ装置」として各種あることから、様々な技術分野で広く

使われています。高品質の薄膜が要求される半導体、液晶、プラズマディスプレイ、

光ディスク用の薄膜を製造する手法として用いられています。

今回お取引を始めた会社様では、詳しく述べることが出いませんが、粉末にスパッタを

います。薄膜処理された粉体を応用して次世代電池の製作に使用されます。既に存在

する技術を応用し次世代の製品を生み出していくまさにイノベーションです。今週は、

営業ウェークでもあり毎日お客様との面談・商談が入っています。コロナ禍では有り

ますが、積極的に営業活動を進めて参ります。

———————————————————————AtoZtoA——

 「技術をデザインする」  マルチエンジニアリングのAZA