「秋の全国交通安全運動実施・・」(781号)

各地で記録的猛暑に見舞われた今夏。かと言っても梅雨が長引き、猛烈に暑い・短い

夏にもなりました。残暑も厳しく続きましたが、「暑さ寒さも彼岸まで」との言葉の

通り、すっかり秋めいてきました。来週月曜日の21日からは恒例の「秋の全国交通

安全運動」が始まります(30日まで)。

秋の全国交通安全運動実施

内閣府は、子どもをはじめとする歩行者の安全確保や、高齢運転者らの安全運転の

励行等に重点を置いた啓発運動の展開を、各機関や団体に呼び掛けています。日没後、

急に暗くなると感じる季節ですが、秋口の日没から1時間以内に、「自動車対歩行者」

の衝突事故が多く発生しています。2013年から18年の統計によると、日の入り時間が

さらに早まる10月~12月では、65歳以上の高齢者が道路横断中に車にはねられた死亡

事故の割合が、昼間の約14倍、夜間の約6倍になっています。「日没後1時間」は最も

注意を払うべき時間帯といえるのです。自動車や自転車の運転手はライトの早めの点灯

を心掛け、歩行者は“反射材用品”等の視認効果のあるものを身に着けるなど、事故を

回避するための対策を実行しましょう。一方で、新型コロナウイルスの感染拡大による

外出自粛の影響もあり、7月の交通事故の発生件数は前年同月に比べ全国で減少しました。

死者数は月別の統計が残る1956年以降で最少だったことが、先月の警察庁発表で分かっ

ています。しかし、事故は私たちの身近なところで起きていることを忘れてはいけません。

交通事故による死者は、歩行者の割合が最も高く、中でも、幼児・小学生が事故に遭っ

た場合が多いといわれます。主な原因は「飛び出し」です。子どもの突発的な行動は予測

が難しいですが、自動車や自転車を運転する際、彼らの動きを何度も確認しながら、用心

深く気を配りましょう。また、昨今では、自転車利用が増える中で、社会全体として、

ルール違反の運転が増え、結果的に事故も増加しています。基本のルールを守ることが、

事故を未然に防ぐ要諦です。走行する際は、信号無視や車列への急なすり抜け、無灯火

での走行などの危険な運転をしない。運転手としての責任を自覚し、細心の注意を払い

ましょう。

事故を未然に防ぐには、私たち一人一人が、「自分は大丈夫」との油断や慢心を排する

ことが必須です。新型・コロナ感染症の問題で、公共交通期間を使わず、マイカーや

バイク、自転車での通勤に切り替えている人が沢山います。安全運転の点検・再確認

をお願い致します。明日からのシルバーウィーク(4連休)楽しんでくださいね。

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