「災害への備えを見直しましょう・・」(764号)

長引く梅雨、今年は全国的に長雨や日照不足が続いています。平年なら九州から関東

甲信まで、すでに梅雨が明けている時期ですが、今年はまだ天気がすっきりしません。

梅雨明けは8月になってからとの予想です。

6月下旬からの日照時間が平年の5割程度という地域も多く、すでに農作物への影響

が出始めており、スーパーに行くと野菜は品揃いも悪く高騰しています。一日も早く

夏空が待たれる今日このごろです。ただ、梅雨の次には台風シーズンがやってきます。

昨年の台風15、19号が甚大な被害をもたらしたことは記憶に新しいですが、近く

に川などのない大都市地域でも浸水被害が多発しました。

街なかの下水道などの排水能力は1時間に50ミリ以上の雨が降ると限界を超え、水

があふれ出します。いわゆる「内水氾濫」です。最近のように1時間に100ミリ

以上の豪雨が頻発する状況では、どこで浸水が起きても不思議ではありません。

以前では考えられない想定を超える雨量なのです。鉄道や道路の下をくぐるアンダー

パスは特に冠水しやすです。弊社最寄り駅にも該当する場所があります。車が入り

込んで脱出できなくなれば命に関わる危険な場所になります。

災害が想定される時は、早めに避難することが何より大切です。

但しいまは、新型コロナウイルス感染を防ぐため、避難の際はマスクやアルコール

消毒液などを忘れずに持参したいです。避難所での感染が心配な場合は、親戚の家

に避難したり、ホテルなどを利用することも考慮です。安全が確保されるなら在宅

避難や車中泊という選択もあります。台風の脅威が年々高まる中、自治会で配布

されている地域のハーザードマップなども予めチェックし、わが家の災害への備え

を見直しておきましょう。

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