「企業・製造業の景況感厳しいです・・」(754号)

今日のブログは予定を変更して、日銀が1日発表した6月の全国企業短期経済観測

調査(短観)に差し替えました。現在の経済状況と今後の行方が気になります。

調査によりますと・・。大企業製造業の景況感を示す業況判断指数(DI)はマイ

ナス34に急落したことがわかりました。リーマン危機後の2009年6月以来11年

ぶりの低水準です。3月の調査から26ポイントの落ち込みで、悪化幅は過去2番目

の大きさになりました。新型コロナウイルスの感染拡大で世界的に経済活動が

停滞している影響がくっきり表れたのです。マイナスは2四半期連続、悪化は

6四半期連続に成ります。かねて米中貿易摩擦で業況が悪化していたところに

新型コロナの世界的な流行が追い打ちをかけたかたちです。

製造業で最もDIが悪かったのは基幹産業である自動車です。55ポイントも落ち

込み、マイナス72と成りました。リーマンショックの09年6月(マイナス79)

以来の低い水準です。世界的な需要の急減で生産調整を余儀なくされています。

そのため鉄鋼や生産用機械の悪化も目立っています。

業況悪化で企業の資金繰りも悪化しています。全産業の資金繰り判断DIは10で

8ポイント低下しました。人手不足が続いてきた雇用では、製造業で一転して

「過剰」となっています。非正規雇用を中心に雇用が減る恐れが出て来ています。

先行きは改善を見込んでいますが。大企業(全産業)の業況判断DIはマイナス

21で、5ポイント上昇しています。ただ、新型コロナの感染者はブラジルやインド

など新興国で増加に歯止めがかからず、経済活動を再開した米国でも再び増えて

います。今後の経済の不透明感は依然として強いですね。

但し、私達の関わっている半導体関連の調査は以下の通りです。

SEMIは2020年6月9日(米国時間)、半導体前工程ファブ装置への投資額に

ついて、2021年の予測を発表しました。四半期ごとの投資額は2020年第2四

半期(4~6月)が「底」となり、その後は投資額も上昇し、2021年は2020年

に比べて24%増加し、過去最高の677億米ドルに達する見通しとなっています。

世界的に新型コロナウイルスが流行する中で、投資額への影響について、2020年

後半は投資額も上向くと予測しており、2020年通年では4%の減少と予測して

います。この理由として、「パンデミックへの不安は継続しており、これに伴う

失業者率の増加などが、半導体応用製品の需要低下につながる可能性が高い」

と分析しています。

その一方で、クラウドサーバやサーバストレージ、ゲーム機器、ヘルスケア機器

などの需要は堅調で、これらの機器に向けた半導体製品が、引き続き市場をけん

引するとみられています。楽観的に考えると、今までの流れで半導体製造装置は

これから持ち直しの方向に進んでいくと・・捉えたいですね。私達のお客様でも

好調・不調がはっきりしています。来期の方向性を早急に決めて来期(8月以降)

の経営計画書の作成を行って参ります。

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