「変化の波にのる差別化戦略・・」(749号)

昨日は「夏至(げし)」1年で一番昼の長い日。早くも、今日からはだんだんと日が短く

なっていきます。半年後の12月21日の冬至(とうじ)までの毎日、日の長さが少し

ずつ短くなります。東京の場合、夏至の日没が19時00分、冬至が16時32分と

2時間30分程度違います。そのことで日没の時間が1日あたり50秒ずつ縮まる計算に

なります。いくら注意深く観察しても、毎日のこの差には気付きづらいですね。それと

同じように私達を取りまく環境・状況も少しずつ変化しています。場合によっては、

今回のコロナのように急激な変化もあります。変化は日々確実に起こっているのです。

皆さんにお読みいただいている「チーズはどこに消えた?」変化に気付き一早く行動を

する人、保守的に変化を認めず、それを拒み、受け入れない人・・。どのような行動を

とろうとも私達に、共通していることがあります・・。それは迷路の中で、自分の道を

見つけ、時代の変化の中で、夢や希望を叶えていかなくてはならないことです・・。

さて話は変わりますが、先週エンジニアリング事業部では、「お客様から受けたクレー

ム」を具体的に1人5個以上、実例を上げて報告を頂きました。このことは、弊社に

とって試金石になるとても重要な、お客様からの厳しい意見です。しかし現実に起こっ

ている問題なのです。私達の会社に限らず、機械設計・製作を主とした会社には、業界

共通のクレームが存在します。どんな産業にも共通したクレームが存在していると言わ

れています。私達の業界でのクレームを大きく上げると3つに分類されると考えます。

①設計ミス・図面のミスなどアウトプットに対しての精度の問題

②設計費(設計時間・工数)に関する価格の問題

③納期の問題:3Dによる設計の工数増や、認識不足による出戻りなどが発生。

それに加えて今回皆さんから吸い上げた、クレ-ムの対応を盛り込み、その解決策とし

て具体的に何が出来るのか?すぐ対応出来ることもあれば、段階を追って解決していく

時間の掛かる問題もあります。そこで本来有るべき理想の姿と、現状のギャップを埋め

ることが、弱みを⇒強みに変えて行くことになります。またクレーム撲滅に取組むこと

で同業他社との差別化にもつなげていくことが出来ます。皆で知恵を絞り解決策を考え

抜きたいと思います。

付け加えて、弊社の既に持っている3つの強みも大きな武器になります。中小企業診断士

からお墨付きも頂いています。営業メンバーのメールの署名にもなっている強み・・。

【県内屈指の設計プロフェッショナル集団】

◎ 30 人以上の設計技術者が在籍!

◎ 30 ライセンス以上の3D CADを所有!

◎ 30 年以上の真空技術設計実績!

冒頭の話に戻りますが、私達を取りまく環境は大きく変わってきました。私達自身がそれ

をいち早くキャッチし変化していくことが、対策に成ります。また関係を上手く築き順調

に仕事を進めてる会社様にも注意(変化)が必要です。私達は常に進化が必要でそれを

お客様も望んでいるからです。安心しているとチーズ(仕事)がなくなります。進化

(差別化)を追求し更なる進化(差別化)が、同行他社に仕事を奪われない唯一の方法に

なります。そのためにも今後3大クレームに対して、以下のことに取組んでいきます。

①確かな図面(精度の高い設計と図面作成)

②確かな納期(納期厳守・短納期対応)

③確かな価格(合理化⇒低価格実現)

※上記3点と共に今回のクレーム対策

———————————————————————AtoZtoA——

 「技術をデザインする」  マルチエンジニアリングのAZA