「アフターコロナ」はどうなる?・・」(743号)

緊急事態宣言が解除され、第2波を警戒しながらも経済を回していくフェーズに入

りました。取引先のお客様の業務も一斉に再開されました。一部のお客様では訪問

も認められています。しかし6月2日には東京アラートが発動され、感染者の増加

も目立ち始めています。これから私たちが向かう先はどこか。新常態(ニューノー

マル)の姿とは・・。どんな未来が待っているのでしょうか?

「アフターコロナ」の今後の大きなキーワードは「協調」だと言われています。

今の経済状況を客観的に見て見ると・・。原油価格が史上初のマイナスになり、

世界のGDP成長率が大幅なマイナスになるとの予測もあります。リーマン・ショック

の比ではない事態になっているのです。しかし、日経平均株価は1万8000円~

1万9000円台で推移しています。これは、世界の政府と中央銀行が緊密に連携して

動いているからです。米国の中央銀行であるFRBが実質ゼロ金利を打ち出し、日本

銀行も欧州中央銀行もすぐに様々な対策に動いています。G20は途上国からの債務

の返済猶予を打ち出しました・・。世界が必死になって連携していますし、世界が

協調しなければ、危機は乗り越えられないのです。

100年前の「スベインかぜ」は国民健康保険制度の導入につながり、14世紀の

「ペスト禍」では教会の権威が失墜し、その暗黒から人間を解放しようと言う運動

としてルネサンスが開花したように、新型コロナは働き方改革を加速させ、労働

生産性を上げる・・。それが「生き方改革」につながっていくと思っています。

アフターコロナを見据えたとき、もうビフォーコロナの世界に戻ることはないと

いう前提で考える必要があります。今、在宅でできる仕事と出社が必要な仕事が

ありますが、在宅をうまく活用した業務プロセスがアフターコロナで確立されて

いくことになります。私達の業務は、テレワークに適している業務形態であります

ので、このままテレワークを採用し働き方改革を推進していきます。またビジネス

イノベーションの在り方も変わると言われています。今までのようなテクノロジー

から生まれるイノベーションというより、人々のニーズが次のテクノロジーをつくり

上げていくと思われます。

アフターコロナのポイントは、人間中心社会とも言われます。新型コロナウイルス

対応が一段落したから以前と同じに戻るのではなく、今をチャンスと捉えて変革して

いくことが求められます。「アフターコロナ」皆で強調し「ニューノーマル」に対応

していきましょう。そして「人間中心社会」に役立つテクノロジーに参画して

いきましょう。(^o^)/~

———————————————————————AtoZtoA——

 「技術をデザインする」  マルチエンジニアリングのAZA