「人生大逆転のヒント・・」(730号)

購入して溜まっていた書籍を読んでいます。金運大吉+川上徹也著の「人生大逆転の

ヒントは お札の中の人 に訊け」を読みました。1000円札の医師、世界的な学者

「野口英世」5000円札の明治時代の女流作家「樋口一葉」10000円札の幕末・明治の

啓蒙思想家・教育者「福沢諭吉」3人のお札の中の人たちが主人公に成ります。

3人それぞれの「人生大逆転の秘訣」や「お金への接し方」が書かれています。

3人に共通しているのは、人生の前半戦ではお金に大変苦労されて、恵まれなかった

こと。そんな状況を打破し、それぞれのやり方で人生を大逆転して、のちに紙幣の顔に

まで登りつめたとうことです。新型コロナ感染症問題など、これから先の困難な時代

を生きるヒントがあります。もっともお金で苦労した(浪費家だった)のが野口英世

です。氏の人生逆転の一番のポイントは「大逆転のためには、とにかく人に食らいつけ!」

です。その秘訣は「大きな事を成し遂げるには、それだけまわりの人たちを巻き込むこと」

と言われています。ここでいう「巻き込む」とは「人様の力をかりる」ことです。

「人に頼らず自分で正しい道を歩め」では駄目なんです。大きな志を実現するには

人を巻き込むこと、人様の力を借りることが大事になる。ただしその分、志を実現

させる死ぬ気で努力する覚悟が必要になります。2018年にノーベル生理学・医学賞

を受賞された本庶佑氏は受賞スピーチで野口英世の行動力の凄さを語っていました。

躊躇しない行動力と努力が、まわりの人を巻き込むことによって大偉業を成し遂げる

ことが出来たのです。野口英世が順天堂医院の助士でくすぶっていた頃に詠んだ一句

「まて己咲かで散りなば何が梅」俺は絶対にやり遂げるんだという強い気持ちを詠ん

だものです。これかならの時代を生き抜く勇気が湧いてくる、大切な生き方を

学びました。

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