「お客様の構想を形にする仕事・・」(694号)

お客様との打ち合わせと現地調査を兼ねて千葉に行ってきました。帰りに久しぶりに

アクアライン「海ほたる」で昼食を取りました。開放型だった通路が屋内通路に変更

され強風や荒天時でも回遊しやすくなるなど海に浮かぶ客船をイメージし大改装さ

れておりました。驚きました。そこで改めてアクアライン・海ほたるについて調べて

みました。この道路の正式名称は、東京湾アクアライン(国道409号)になります。

川崎市川崎区浮島から木更津市中島まで道路延長:15.1㎞車線数:4車線(片側2

車線)設計速度:80km/h総事業費:約1兆4,400億円、開通日:1997(平成

9)年12月18日となっています。開通から既に23年目になります。建設省が

調査を開始したのが、昭和41年(私の生まれた年)です。54年前になります。

その後、調査から23年後の平成元年(弊社が生まれた年)に起工式を行い、

平成9年12月に開通しています。アクアラインの建設には当時の最先端の技術を

結集した、世界最大規模の海洋土木工事で、それにより数多くの新技術・新工法が

開発されました。トンネル形状に合わせたシールドマシン8台を地底に下ろし、

もぐらのように掘り進み、前例のない大断面・大深度掘削技術で、海底に超大型の

円筒形地中連続壁を造成したのです。

建設に使用された鋼材は東京タワー115基分、セメントは大型トラック7万台分、

石材は東京ドーム9杯分に及びました。アクアライン開通は交通や経済効果に絶大

な効果を生みましたが、それと共に、木更津・袖ヶ浦の人口増加、木更津にはなんと

33年ぶりに小学校が開校されました。その他、観光客の増加、物流施設の進出など

アクアライン着岸地の土地利用が激変したのです。大きな建設の仕事は、地図に残る

仕事とも言われ、そのことにより人が変わり、町が変わり社会が変わる凄い仕事ですね。

私達は製造業です。弊社の場合は設計をメインにしたエンジニアリング会社です。

ゼロから構想を初め、世の中にものを生み出す仕事、それにより様々なものや

サービスが作られるとてもロマンのある仕事ですね。千葉のお客様の仕事もしっかり

受注し、お客様に快適で安全な設備を提供したいです。

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 「技術をデザインする」  マルチエンジニアリングのAZA