「お客様の声は“宝の山”。大切にしたいですね・・」(628号)

富士ゼロックス主催のセミナーに行ってきました。VIPセミナーの名にふさわしい

2名の講演会です。基調講演をヤマトホールディングス株式会社、特別顧問の

瀬戸薫様、特別講演は、ロサンゼルスオリンピック鉄棒金メダリストの森末慎二様

の講演でした。会場は横浜山下公園前、「ホテルニューグランド」このホテルは、横浜を

象徴する建物の1つですね。1923年(大正12年)に発生した、関東大震災。

震災では190万人が被災、10万人以上が死亡するなど、甚大な被害を受けました。

犠牲者のほとんどは東京と神奈川が占めています。関東大震災の横浜市復興計画の

一環として官民一体となって建設されました。本館は、1927年創業時に渡辺仁の

設計で建築され、クラシックホテルの代表例ともなっていますが、建設当時は復興を

象徴する建物でもあったんですね。築92年建物の中に入ると、当時にタイム

スリップしたような感じに成ります。建設当時のままを、大切に維持しながら使用さ

れています。

ホテルニューグランド

さて基調講演のヤマトホールディングス株式会社、特別顧問の瀬戸薫は

今年、創立100周年のヤマト運輸の、成長と歴史についての講演内容でした。

クロネコヤマトは、皆さんも大変お世話になっている会社の1つではないでしょうか。

ネットで物を購入する現代で、私達の生活に無くてはならない、大切な企業でもあり

ます。100年前は、企業が別の企業を対象として商取引を行う、BtoBの輸送会社か

ら始まっています。そして当時の物流で企業やお店から、個人に配送を行うBtoCや、

個人から個人のCtoCの配送は郵便局(国営)しか行っておらず、当時は、

サービスの質も悪かったようです。そんな中、配送の形態を宅急便に移行をすることに、

背水の陣でのぞまれ、今日の地位を築かれたのです。

サービス内容も時代の変化に合わせて、クール宅急便・スキー、ゴルフ宅急便・

コレクトサービスなど・・イノベーションを繰り返しながら、ピンチをチャンスに変え、

成長を続けてきたお話や、会社の仕組み、取組はとても興味深く共感致しました。

最後に、社員教育用のDVDが上映されたのですが、感動モノとはしらず・・大感動!

油断していたので、号泣してしまいました。内容は、配達に伺ったお客様から、

色んな応援の声を編集したものですが、1つ1つの宅配に、色んなドラマがあるんです。

時には、大感動のドラマも・・過酷なお仕事だと思いますが、お客様の掛けて頂ける

言葉に、勇気を頂き、感動を頂き、配達している・・という内容のDVDです。

そのお客様の声を、チームで共有することにより、高いモチベーションを維持する

取組になっています。本当に素敵な取組です。弊社でも行っていますが、もっともっと

広げていたいです。我が家に配達にこられるヤマトの人も、暑い日も、寒い日も、

雨の日も、いつも笑顔で配達頂いています。その理由がわかりました・・。

講演の題名は『満足創造経営~お客様の声は「宝の山」~』

私達も「お客様の声を大切に!」「笑顔での対応」を・・しっかり行って

参りましょう。

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 「技術をデザインする」  マルチエンジニアリングのAZA