「自走する3つの風土改革の取組み・・」(593号)

月はじめに届く「日経ものづくり」と「日経トップリーダー」

「日経ものづくり」は、「ものづくり」を総合的に扱う情報誌です。新材料や新機構、

新製品といった技術情報に加え、生産ラインのカイゼンやムダとり、さまざまな手法

を駆使した業務改革事例、設計と生産の連携法、などなど・・

“ものづくりの競争力強化に役立つ情報を提供しています。この日経ものづくりは時

間をかけて全社員に回覧し情報を共有しております。

組織風土は変えられる

また「日経トップリーダー」は経営者向けの月刊誌になっています。今月の特集は

「社員の体質改善を!組織風土は変えられる」となっております。毎月テーマの違う

特集は、様々な企業が課題に挑戦し、結果を出している事例の紹介です。

経営者として、とても参考になる記事が多い月刊誌です。さて今月号「ため息をつ

いてはならない」という記事を紹介致します。

『セコム創業者の飯田亮さんの子供の頃の話です。何か考え事をしていて、思わ

ずため息をついた。すると目の前にいた母親がものすごい剣幕で怒ったそうです。

「ため息をつくんじゃありません!ため息をついても問題は解決しない。かえっ

てわが身が情けなくなるだけ。どうすればいいかを考えなさい!」。また公園に遊び

に行った帰り、駅のホームで疲れてしゃがんだら、父親に「しゃがむな!」と叱られ

た。「しゃがんでいる人の顔を見ろ。生気がないだろう。顔つきが悪くなるぞ」。これ

らの一件以来、飯田さんはどんなに苦しくてもため息をつかず、しゃがんで頭を抱え

たくなるようなときも踏ん張ったそうです。経営者には、苦労を苦労とも思わない強

い心が必要です。とりわけ創業型、改革型の経営者には、前のめりな思考は不可欠と

言っていいでしょう。それらは、幼少期に身につけたものであることも多い経営者の

取材で「どうしてそんな難しい経営判断ができたのですか」「なぜそこで耐えられた

のですか」と深く掘り下げていくと、高い確率で自らの育てられ方を語り始めます。

先日も通年セミナー「日経トップリーダー大学」で、老舗菓子店たねやグループCE

Oの山本昌仁さんが、子供の頃に「どっちでもいい」という言葉を使うと、「自分で

決めなさい」と親からこっぴどく叱られたという話をしてくれました。大変だからと

目の前の課題から逃げたり、面倒だからと周囲に追従したりするのでは経営はできま

せん。経営者としての思考・行動様式を飯田さんも山本さんも幼少期からたたき込ま

れたのです。』

経営者に関わらず「ため息をつかない」「しゃがむな」「どちらでもいい」は注意

したい言動ですね。

特集の「風土改革」は大中小の企業関わらず、既存の全企業のテーマではないで

しょうか。弊社でも、この風土改革の取組みは現在3通り行っています。

①【7つの習慣の習慣化】

「7つの習慣セミナー受講」→スマートボーディング(Eランニング)受講

②【クレドの浸透】

自社の経営理念をもとに「クレド」を作成→クレドの浸透運動の実施。

③【グルディス】

問題や課題に対してTOPダウンの司令ではなくボトムUPでの改善・解決を行う。

以上の3点で自走する風土改革に取組んでいます。

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 「技術をデザインする」  マルチエンジニアリングのAZA