「新時代・令和が始まりました・・」(578号)

令和元年

毎週日曜日の朝6時から日本テレビで「皇室日記」という番組が放送されています。

実は土日は早朝から、新聞配達のお手伝いをしている関係で「皇室日記」を毎週拝聴

しています。最初はなんとなくみていましたが回を重ねるごとに、皇室のファンに

なってしましました。この「皇室日記」は1996年の番組開始以来、両陛下、皇太子

ご一家、さらに各宮家のみなさまのご活動を幅広くお伝えています。

多くの自然災害に見舞われた「平成」の30年間。両陛下は共に被災地を訪れ、被災

者の声に耳を傾けられ激励されている紹介があります。1991年(平成3年)の

雲仙・普賢岳の噴火以来、膝をついて被災者に寄り添う姿は、胸をうたれます。

兵庫で、新潟で、宮城・岩手・福島で、熊本で、北海道で、両陛下が各地で結ばれた

絆は、被災者の希望となり、復興へと立ち上がる支えとなりました。常に国民と目線

を同じくし、喜びや悲しみを分かち合う、新しい天皇の在り方を示されています。

遠隔地や島々にも足を運び、障がい者などの福祉施設への訪問を大切にされたことも

紹介されています。また両陛下は、戦争の犠牲となった地域へ慰霊の旅も続けられま

した。国内最大の地上戦が行われた沖縄への訪問を重ね、硫黄島、サイパン島、パラ

オのペリリュー島、フィリピンのカリラヤなどアジア太平洋の戦跡で全ての犠牲者に

追悼をささげられた紹介も・・。2000年(同12年)、反日感情が強く残る

オランダの戦没者記念碑の前での黙とうと市民との交流は、日本への印象を変えて

いったとも言われています。1995年(同7年)、広島県で行われた植樹祭で、

美智子さまが詠まれた歌があります。「初夏の光の中に 苗木植うるこの子どもらに

戦あらすな」子どもたちに戦争のない平和な未来を――。両陛下は、第2次世界大戦

の深い内省の中、“平和への祈り”を自身の重要な務めとされたことも紹介されてい

ます・・。是非皆さんも「皇室日記」視聴してみて下さい。皇室の見方ががらっと

変わります。昨日、夕方5時に天皇陛下「退位礼正殿の儀」はテレビの前で正座を

し拝見していました。陛下は・・

「今日(こんにち)をもち、天皇としての務めを終えることになりました」と、30日

をもって譲位することを表現され、さらに「象徴としての私を受け入れ、支えてくれた

国民に、心から感謝します」と謝意を示したうえで「明日(あす)から始まる新しい

令和の時代が、平和で実り多くあることを、皇后と共に心から願い、ここに我が国と

世界の人々の安寧と幸せを祈ります」とお言葉を締めくくられました。

短いお言葉では有りましたが平成天皇のお人柄がにじみ出た挨拶に胸を熱くしました。

「令和」、に込められた“人々が美しく心を寄せ合う中で、文化は生まれ育つ”との

意味の通り、戦争の無い平和と幸福のために、貢献しゆく祈りと行動で新時代を

スタートをしていきます。

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