「社員の幸せを追求する・・」(553号)

先週の金曜日にSIC(さがみはら産業創造センター)の経営塾の同窓の集いが

ありました。1年に一回、その年の卒業生の紹介も兼ねて行われます。今期の

卒業生が17期に成ります。経営塾は主には、新たな経営者、次代を担う経営者、

が対象と成り経営についての様々な勉強を行いながら卒業課題である

「自社の経営計画の作成」に挑みます。同窓会では初めに、講師による講演、

塾生代表の近況報告の後に懇親会と成ります。懇親会では、お互いの仕事の

近況報告や新卒業生の1人一言、1期ごとに代表のメンバーが近況の報告、

などを行い最後に全卒業生の代表の挨拶で締めとなります。今回は、私が代表で

挨拶を述べさせて頂きました・・恐縮です。(^_^;)

さて今日はこの時の講師の講演についてご紹介を致します。

講演の内容は「働き方を考える~社員の幸せを追求する~」働き方改革によって、

働き方が大きく変わってきている。残業減らす、休暇を取りやすくする。

就業時間を減らすなど、「働き方改革」ではなく「働かせ改革」となっており、

日本が教育で一度失敗してる「ゆとり教育」ならぬ「ゆとり労働」になっている

ことが浮き彫りになりつつあると言われています。実際、働き方改革が導入され

て、どう変わったのか本音を従業員にアンケートとった結果、「早く帰りやすく

なった」「休みを取りやすくなった」という声がある反面「残業代が減った」

「早く帰ってもやることがない・居場所がない」「もっと丁寧な仕事がしたい」

と不満が早くも出てきている。現状の働き方改革は、労働時間短縮だけが先行しており

働くことに充実感がなくなり「働く喜びを感じ無くなってきた」という声も多く

上がってきています。昨年、国連が調査した「世界幸福度報告書2018」によると、

幸福度ランキングの第1位はフィンランド、日本は54位で、昨年の51位から後退

した。米国は昨年の14位から18位に順位を下げ、豊かになっているにもかか

わらず幸福度が低下していることが分かった。幸福度の基準は様々ですが働くこと

についての幸福感も1つの要因ではないかと思われます。そのことについて

米国最大の調査会社であるギャラップ社は「社員幸福度」を測定しました。全世界

1300万人のビジネスパーソンを調査。測定する質問はたった12問です。この調査に

よると、日本企業は「熱意あふれる社員」の割合が6%で、米国の32%と比べて大幅に

低く、調査した139カ国中132位と最下位レベルでした。さらに言うと、

「周囲に不満をまき散らしている無気力な社員」の割合は24%、

「やる気のない社員」はなんと70%に達しています。質問は以下の通りです。

Q1:職場で自分が何を期待されているのかを知っている

Q2:仕事をうまく行うために必要な材料や道具を与えられている

Q3:職場で最も得意なことをする機会を毎日与えられている

Q4:この7日間のうちに、よい仕事をしたと認められたり、褒められたりした

Q5:上司または職場の誰かが、自分をひとりの人間として気にかけてくれているようだ

Q6:職場の誰かが自分の成長を促してくれる

Q7:職場で自分の意見が尊重されているようだ

Q8:会社の使命や目的が、自分の仕事は重要だと感じさせてくれる

Q9:職場の同僚が真剣に質の高い仕事をしようとしている

Q10:職場に親友がいる

Q11:この6カ月のうちに、職場の誰かが自分の進歩について話してくれた

Q12:この1年のうちに、仕事について学び、成長する機会があった

真の働き方改革とは、労働時間や休みではなく、「社員の幸福度」を増すこと

社員を幸せにすることが会社の目的とすることではないでしょうか。

実際にこのことにより、業績を伸ばしている企業は数多くあります。

その1つのケースは以前皆さんにご紹介した「いい会社を作りましょう!」を

ビジョンに掲げている「伊那食品工業」は48年増収増益を更新中です。

弊社も「社員第一主義」を理念の第一においています。社員の健康、社員の

充実感、社員の幸福感を増す取組を第一に考えて参ります。

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 「技術をデザインする」  マルチエンジニアリングのAZA