「信頼し合い、リスペクトすること・・」(547号)

先週の金曜日は、弊社が創立以来お世話になっているA社様を昨年暮れに定年

退職された先輩と、会社に残る先輩とでささやかな定年退職のお祝いの集いを開催

致しました。もう35年も前の話ですが、私が設計の業務を始めて教えて頂いた

先輩の1人です。当時を振り返り、記憶も薄くなっている中でその記憶をたどりつつ

昔話で盛り上がりました。そのころは半導体の黎明期でもあり、日本が先頭をひた走る

時代でもありました。半導体の製造装置も今日のように1台ずつの受注生産で販売する

時代とは大きく違い、複数台ときには10台程度のロット生産を行っており、1台

数億円する装置が作ったら作った分、飛ぶように売れていきました。そんな中でA社様が

世界No1の製造装置をどこよりも早く立ち上げて、私は派遣社員という立場ではありま

したが会社の中がまるで、戦争のような過酷状況の毎日を送っている中に、身を置いて

おりました。「毎日がサバイバル」で、忍耐強い世代の集まる中でも脱落者が続出し

ていくんです。会社に1人来なくなり、また1人・・また1人と・・

その過酷な時代を生き残ったメンバーは今では本当に一握りの人たちだけです。

先輩が定年までの月日を振り返り「本当に早かった」と何度も口にされていたことが

印象深いです。私は経営者なので定年はありませんし、死ぬまで働きたい人間ですが、

後どれくらいの時間、元気に働けるのであろうか?と考えた時・・そんなに長くはない

と実感できる年齢になりました。後に続く皆さんに揺るぎない会社の基盤を整理し

て作り上げ、次の方にバトンを渡すことを真剣に考えて計画を進めていきます。・・

といっても後20年は働きますよっ・・!関連する新聞記事がありましたので紹介します。

『あと1カ月で東日本大震災から8年となります今月11日、ある被災地で復興支援

イベントが行われた。ふと見ると、客席から離れた会場の最後方に、見覚えのある

人が・・。震災当時、その地域で市長を務めていた人物でした。ステージに注目する

来場者たちは、前市長の存在に気付いていない様子でした。前市長は笑顔で何度も

うなずき、会場全体を見渡していました。復興へ歩む皆の活気に安心したのか、

しばらくすると、もう姿はありませんでした。今日までの復旧・復興は、あらゆる人々

の努力の結晶であり、市民に奉仕するのが市長の職務であることは言うまでもあり

ません。だが役割を果たし、後事を託してなお、人々の様子を陰で見守り続ける姿に

胸を打たれました・・。大学受験で部活動を引退した高校3年生が、同じ野球部

だった同級生を誘い、朝早く学校で勉強するようになりました。その際、少しの時間

を割いて、皆でグラウンドの石拾いをしました。“後輩たちがけがをしないように”と

の心配りだったのです。その事実を知った後輩達は発奮し、後日の大会で大躍進の

成績を残しました。実力をつけたのは、後輩たちの鍛錬のたまものです。しかし、

人は「自分を信頼し、支えてくれる人」の存在を得た時、想像以上の力を発揮できる

のです。そして双方をハッピーに導いていけるのです。』私達の人材育成の行動指針

のクレドに「相談しやすい環境作りで人材を人財にしていきます」とあります。皆が、

信頼し合いリスペクトすることが、チームを強くし会社を成長させる原動力と成ります。

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 「技術をデザインする」  マルチエンジニアリングのAZA