「刃を研ぐ習慣、出来てますか・・・」(447号)

今日は、「ビジネス寓話50選」にも選ばれている『がんばる木こり』の寓話を

紹介致します。

『昔々、一人の木こりが材木屋に仕事を探しにいった。

給金はよく、仕事の条件もさらによかったので、木こりはそこでしっかり役に立とう

と決心した。 最初の日、親方のところへ挨拶に向かうと、親方は斧を一本手渡して

森の一角を割り当てた。

男はやる気満々で森に向かい、その日一日で18本の木を切り倒したのだった。

「よくやったな」親方は言った。「この調子で頼むぞ」 翌朝は誰よりも早く起きて

森に向かった。

ところがその日は努力も虚しく15本が精一杯だった。 「疲れているに違いない」

そう考えた木こりはその日、日暮れとともに寝ることにした。

夜明けがくると、18本の記録を超えてやるぞ、と心に決めて床を出た。 ところが

18本どころかその半分も切り倒せなかった。 次の日は7本、そのまた次の日は

5本、そして最後には夕方になっても2本目の木と格闘していた。

何と言われるだろうとびくびくしながらも、木こりは親方に正直に報告して、

これでも力のかぎりやっているのです、と誓った。

親方は彼にこう尋ねた。「最後に斧を研いだのはいつだ?」

「斧を研ぐ?研いでいる時間はありませんでした。なんせ木を切るのに精一杯でしたから・・・』

斧

忙しさにかまけて「斧を研ぐ」という大切な仕事をおざなりにした。そういう話です。

私達にあてはめると、1つは「身体の調子を整えること」です。身体の調子が悪ければ

仕事に集中することが出来ません。また20代をピークに身体は衰えます。ただし

運動を習慣にすると衰えるスピードは緩めることが出来ます。

もう1つは「頭脳を鍛えること」です。知力を一定水準に保つには、学び続けることが

大事です。目先の仕事をこなすだけで精一杯になっていませんか?「刃を研ぐ」習慣

は、私達が受講した「7つの習慣研修」の第7の習慣でもあります。

運動でも、読書でも、何でも結構です。新しいことを「学ぶ、始める」にチャレンジしましょう!

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