【キャリアブログ Vol.22】設計者として、もう一段成長するために!
ホームセンターで、ドリルを買う人がいます。その人が本当にしたいことは、ドリルを手に入れることでしょうか。多くの場合は、棚を取り付けるなどの目的があり、そのために穴を開けたいのです。
「お客様が求めているのは、商品そのものよりも、それを使って実現できること」。この考え方は、私たち設計者の仕事にも通じます。
アザエンジニアリングは、半導体製造装置を中心に、さまざまな産業機械の設計を支援しています。図面や3Dモデルは大切な成果物ですが、その先には「必要な性能を実現したい」「組み立てやすくしたい」「安心して使える装置にしたい」という、お客様の目的があります。

■ 「なぜ変更するのか」を考える
例えば、「この部品の形状を変更してください」という依頼。指定された寸法に直す際に、変更の背景まで理解すると、設計の見方が変わります。
工具が入りにくいのか、交換に時間がかかるのか。それとも、周辺部品と干渉するのか。目的が分かれば、確認すべき点や提案できることも見えてきます。
独断で仕様を変えるのではなく、「この形状なら、交換作業もしやすくなりそうですが、いかがでしょうか」と相談する。そんな一言が、お客様の課題解決につながることがあります。
■ 経験を、提案する力に変える
30代、40代と経験を重ね、CAD操作や図面作成に慣れてきたとき。さらに成長する鍵は、身につけた技術を、お客様の目的に合わせて使うことだと考えています。
過去の不具合、組み立てで苦労した経験、うまくいった構造。その蓄積は、次の設計に生かしてこそ価値になります。
当社では、さまざまな装置の設計を通じて、経験を広げる機会があります。一つひとつの依頼について目的を確認し、自分なりに考え、提案する。その積み重ねが、設計者としての判断力と信頼を育てます。
「何を描くか」に加えて、「何を実現するか」まで考える。
お客様から「この人に相談したい」と思っていただける設計者を、私たちも目指していきたいと思います。