「手空き160時間」が意味すること――みんなの1時間を利益へ(2085号)

目標は手空き”ゼロ”

今年度、アザエンジニアリングでは「手空きゼロ」を重要な目標にしています。
8月は皆さんの協力により、手空きをほぼゼロにすることができました。9月は多くの仕事をいただいていますが、少し手空きが出てきそうですが、踏ん張っています。
■ 私たちの唯一の商品
私たちは設計会社です。技術者一人ひとりの「設計する時間」そのものが、会社の商品と言っても過言ではありません。
「設計する時間」以外にキャッシュポイントはありません。
給与・賞与・社会保険料、その他さまざまな販管費などを含めると、当社では社員一人当たり月約80万円のコストがかかっています。

■ 手空きの具体的損失について
もちろん、一人が丸々1か月手空きになることはほとんどありません。しかし、5人、10人の小さな手空きを合計して月160時間=約1人月になれば、約80万円分のコストを売上につなげられなかったことになります。
さらに、会社の利益率を仮に5%とすれば、80万円の利益を生み出すには、
80万円 ÷ 5% = 1,600万
の売上が必要です。
つまり、一人ひとりの小さな手空きも、積み重なればTeam AZA全体の利益を減らします。そして利益が減れば、最終的には社員の皆さんへの還元にも直結します。

■ 手空きが見えたら「少しずつ分ける」

まずお願いしたいのは、誰かが手空きになりそうな時のワークシェアです。
一人から大きな案件を丸ごと移す必要はありません。図面修正、3Dモデル作成、部品図作成、チェック作業など、分担できる仕事を周囲から少しずつ出し合う。
「自分は忙しいから関係ない」ではなく、Team AZA全体で仕事をつなぐ。これが第一歩です。

■ 手空きを防ぐために「次の仕事」を持っておく

もう一つは、仕事の進め方です。
ここでお願いしたいのは、何件もの仕事を抱えて納期に追われるようなマルチタスクではありません。
設計では、お客様への確認や仕様決定、部品情報などの「回答待ち」が発生します。その間、今の仕事を進められないことがあります。
そこで、お客様から並行して進められる仕事がある場合は、無理のない範囲で積極的に受け、「次に進められる仕事」を準備しておくという考え方です。
例えば、A案件を進める → 回答待ちになったらB案件を進める → A案件の回答が来たらA案件へ戻る
という進め方です。
大切なのは、仕事をたくさん抱えることではなく、仕事が途切れない状態をつくること。納期や品質を犠牲にしてまで仕事を増やす必要はありません。
そして、皆さんに意識してほしいのは3つです。
① 自分の2~3日先を見る
② 自分だけでなく、Team AZA全体を見る
③ 1時間を利益に変える
目指す流れは明確です。
手空きゼロ → 生産性向上 → 高収益化 → 社員への還元 → 地域No.1の年収へ
会社が利益を求めるのは、会社にお金を残すことが目的ではありません。高収益な会社をつくり、その成果を社員の皆さんへ還元していくことが目標です。
◉手空きが見えたら、みんなで少しずつワークシェアする。
◉手空きを防ぐために、次に進められる仕事を準備しておく

この二つをTeam AZAの習慣にしていきたいと思います。
一人ひとりの大切な1時間を無駄にせず、今年度のスローガン「変化を利益に変える」を、まず身近な仕事の進め方から実践していきましょう。