「雨の日こそ、心は旅に出る」忙しい人ほど読書時間が必要な理由(2023号)

梅雨本番。今年は「これぞ梅雨」というような、しとしとと雨の降る日が多いですね。せっかくの週末なのに雨……。
「何をしようかな」と少し残念な気持ちになる方もいるかもしれません。でも私は、そんな雨の週末も嫌いではありません。なぜなら、読書に没頭できる絶好のチャンスだからです。
実は私も、週末だからといって一日中のんびりなんてできません。むしろ休日のほうが忙しかったりします。会社のこと、地域活動、家の用事など、まとまった時間を取るのはなかなか難しいものです。
そんな忙しい日々の中でも、読書なら10分、20分という短い時間でも楽しめます。本を開けば、そこは別の世界。現実から少し離れ、心をリセットすることができるのです。

現在読んでいるのは、今年の本屋大賞受賞作である『イン・ザ・メガチャーチ』(朝井リョウさん)、そして本屋大賞発掘部門の「超発掘本」です。過去の本屋大賞作品もよく読みますが、特に好きなのは町田そのこさん。人の優しさや弱さを丁寧に描く作品に、何度も心を揺さぶられてきました。いつか全作品を読破したいと思っています。
読書には、実はさまざまな効果があると言われています。

■ 語彙力と表現力の向上

さまざまな言葉や表現に触れることで、「伝える力」が自然と磨かれます。仕事でも人間関係でも、大きな財産になります。

■ ストレスの軽減とメンタルケア

物語の世界に入り込むことで、頭の中が切り替わります。たった数分でも気持ちが軽くなり、心に余白が生まれることがあります。

■ 論理的思考力と想像力の育成

登場人物の背景や物語の展開を追うことで、「なぜ?」を考える力と、人の気持ちを想像する力が育まれます。

■ 脳の活性化と健康維持

文字を読み、内容を理解し、情景を思い浮かべることは脳への良い刺激になります。年齢を重ねても続けたい習慣の一つです。
スマートフォンで次々と情報を追いかける毎日だからこそ、ゆっくりとページをめくる時間は、とても贅沢に感じます。雨の音をBGMに、温かいコーヒーを片手に本を読む。
そんな「何もしないようで、とても豊かな時間」を過ごしてみませんか。梅雨の週末だからこそできる楽しみ方があります。
雨の週末、スマホを閉じて本を開く。
たった10分でも、心は遠くへ旅ができる。忙しい人ほど、「読書時間」が必要なのかもしれません。
皆さまもどうぞ、お気に入りの一冊とともに、素敵な週末をお過ごしください。