【設計者キャリアブログ Vol.7】
「自分はリーダータイプではない」
「周囲のように目立った成果を出せていない」
「このままで設計者としてやっていけるのだろうか」そんな不安を感じたことはありませんか?設計の仕事は、華やかに見える職業ではありません。地道な図面作成、検討、修正の積み重ねによって、初めて一つの装置が完成します。そのため、周囲と比較して「自分は目立っていない」と感じる方もいるかもしれません。しかし、私は「全員がエースである必要はない」と考えています。
■ 働きアリの世界が教えてくれること:「働きアリの法則」という言葉があります。アリの集団では・・・
* よく働くアリが2割
* 普通に働くアリが6割
* あまり働かないアリが2割
という「2対6対2」の構成になるという話です。例えば、ハキリアリはほぼ全員が休まず働き続けます。一方、キノコアリには3割近く、ほとんど働かない個体がいるそうです。それでも、どちらの種も何百万年もの進化を経て、現在まで生き残っています。つまり、組織には、さまざまなタイプの存在が必要だということです。
■ 設計者にもさまざまなタイプがいる:設計の現場にも、さまざまなタイプの技術者がいます。
* 新しいアイデアを次々と生み出す人
* ミスを見逃さない慎重な人
* 図面を丁寧に仕上げる人
* お客様との調整が得意な人
* 後輩の相談に親身に乗る人
どの役割も、プロジェクトには欠かせません。目立つ人だけが優秀なのではなく、自分の持ち味を活かしてチームに貢献することが大切です。
■ 比較ではなく、自分の強みを磨く:他人と比べると、自分の足りない部分ばかりが気になるものです。しかし、キャリアで本当に重要なのは、「自分の強みを知り、それを磨き続けること」です。
図面作成の正確さ、構想力、コミュニケーション力、粘り強さ――。どんな強みも、磨き続ければ大きな価値になります。
■ 桜梅桃李のように:私の大切にしている考え方に「桜梅桃李」という言葉があります。桜は桜、梅は梅。互いに比べることなく、それぞれが自分らしく咲けばよいという教えです。設計者のキャリアも同じです。他人のようになる必要はありません。あなたにしかない強みを活かし、自分らしい花を咲かせればよいのです。
■最後に:長く活躍する設計者に共通しているのは、「自分の強み」を理解し、それをコツコツ磨き続けていることです。全員がエースである必要はありません。あなたらしい強みこそが、これからのキャリアを支える最大の武器になります。