「仕事はあるのに設計が回らない会社の共通点」(1959号)

先日、船井総研が主催する「自動機・省力化機械メーカー生成AIセミナー」を受講しました。特に印象に残ったのは、生成AIの具体的な20の活用事例でした。私は日常業務で複数のAIを活用しており、使い始めて3年ほどになりますが、20もの実践事例は非常に参考になる内容でした。(本日の全体朝礼でご紹介致します)
■製造業の成長を止めるボトルネック:仕事はある。しかし 設計が回らない。営業が案件を取ってきても設計者のキャパシティが足りない。これは多くの製造業の会社が直面している問題ではないでしょうか。今回のセミナーで印象的だったのは、AIの技術よりも製造業の経営課題に関わる話でした。

■製造業の共通課題 エンジニア不足:講師が最初に語ったのは、製造業の最大の問題はエンジニア不足だということです。
機械設計や制御設計の技術者は母数が少なく、採用は年々難しくなっています。その結果、多くの製造業の会社で次のような状況が起きています。
・設計ができる人は社長かエース社員
・設計業務が属人化している
・設計キャパシティが会社の成長を止めてしまう
これは多くの設計会社が抱える共通課題だと感じています。
■製造業の競争力 設計力の拡張:今回のセミナーで語られていた結論はとてもシンプルでした。これからの会社の競争力は設計者の人数ではなく「設計力の拡張」で決まる。
設計者の価値は、構想設計や技術判断にあります。しかし実際には、資料作成や調査など設計以外の業務にも多くの時間が使われています。
こうした作業を効率化し、設計者が本来の仕事に集中できる環境を作ることが、会社全体の設計力を高めることにつながるという話でした。
■価値を生むのは会社の一次情報:もう一つ印象に残ったのは、これから価値を持つのは会社の一次情報だという話です。インターネットの情報は誰でも手に入りますが、本当に価値があるのは・顧客の課題・過去の設計ノウハウ・現場の経験など、会社の中に蓄積された情報です。
講師はこれを「AIはエンジン、会社のデータはガソリン」と表現していました。
■まとめ:製造業の機械設計という仕事は創造性と経験が必要な仕事です。AIが設計者を置き換えることはないでしょう。しかし設計者の能力を拡張する仕組みがあれば、一人の設計者が生み出せる価値は大きく変わります。
製造業の会社の未来は、設計者の数ではなく、設計力をどこまで拡張できるかで決まる。
最後にひとつ。AIは便利ですが、もし「AIに聞いても図面が出てこない…」そんなときは、ぜひ AZA(アザエンジニアリング)にご相談ください。AIもいいですが、設計・図面・データー作成のご依頼はAZAへ!おまかせくださいっ!