今、ビジネスとして“すすめたい一冊”――「成瀬は天下を取りにいく」などの成瀬あかりシリーズです。週末の金曜日は、少し肩の力を抜いて、仕事や人生を別の角度から見つめ直す時間にしたいと思っています。今日は、社員の皆さんや取引先の方、若い世代にもすすめたい一冊をご紹介します。それが、成瀬あかりシリーズです。最近、このベストセラー小説の最新作で完結編を読みました。物語としての完成度はもちろん、今の時代を生き抜くための哲学が随所に込められていると感じました。
■ なぜ“ビジネスとして”すすめたいのか:この本は、成功談や自己啓発を語る作品ではありません。主人公・成瀬あかりは、評価を求めず、空気にも流されません。誰にも忖度せず、自分で決めたことを、自分の責任でやり抜く。この姿勢が、とても清々しく、今の時代に必要だと感じました。それは自己中心的なのではなく、自分の人生のハンドルを、他人に預けないという生き方です。その一貫した姿勢が、結果として周囲を動かしていきます。
■ 成瀬あかりという人物像:成瀬は、無理に協調せず、他人と比べず、自分を大きく見せません。一方で、好奇心と判断軸を持ち、決めたことは最後までやり切ります。指示待ちでも、声の大きい自己主張でもない。とてもバランスの取れた在り方です。組織においても、流されず誠実に積み重ねる人こそが、結果的に信頼され、組織を強くしていきます。
■ アザエンジニアリングの経営と重ねて:私たちアザエンジニアリングも、派手な経営をしてきた会社ではありません。36年以上、目の前の仕事を丁寧に行い、技術と信頼を積み重ね、お客様と誠実に向き合う。それを続けてきました。流行や評価に振り回されず、正しいと信じた道を、ぶれずに進む。この姿勢は、経営においても変わらない真理だと思います。
■ こんな時に読んでほしい:仕事や人間関係に少し疲れている時、結果や評価に追われすぎている時、転機の前後や、静かに過ごしたい週末。そんなタイミングでこそ、静かに心に残る一冊です。
■ 最後に:ビジネスの世界では、「正解」や「成功モデル」を追い求めがちです。しかし本当に大切なのは、自分で考え、自分で決め、その結果を引き受けて進むこと。成瀬あかりの生き方は、その原点を、静かに教えてくれました。今週も一週間、本当にお疲れさまでした。どうぞ良い週末を温かくお過ごしください。(成瀬シリーズは、600冊以上の良書を所蔵するAZA文庫より貸し出しています)