今週末は、成人式を含めた三連休となります。街では晴れ着に身を包んだ新成人の姿も多く見かける時期ですね。私自身も、今年で三回目の成人式を迎えます。(笑) あの成人の日から、気がつけば四十年。振り返ってみると、人生は長いようで、実は驚くほど短いものだと感じます。
私は二十歳の頃から、手帳を持つ習慣があります。毎年、年の始めには一年のスローガンや目標を立て、偉人の言葉や座右の銘、心を動かされた文章を、手帳の最初のページに書き留めてきました。二十三歳で先代とともに会社を立ち上げ、技術者としてがむしゃらに働いた二十代。設計して図面を描き、書き、また描き直し、心の中にはいつも熱い情熱を燃やしていました。そして今年の手帳に記した言葉は・・
「愉しく働く! 愉しく生きる! 人生を愉しむ!」 です。
経営は、決して“楽”なものではありません。それでも、困難や重い責任の中にこそ意味を見出し、その一つひとつを糧にしながら、前へ進んでいく。今の私は、それこそが経営者としての「※愉しさ」なのだと感じています。
貧しかった幼少期、そして青年期。ハングリー精神だけは誰にも負けなかったと思います。しかし今、初老と呼ばれる年齢になり、人生には確かな満足感と達成感を覚えるようになりました。
いま、社長として最後に成し遂げたいことは、自分自身の成功ではありません。会社で働いてくれている社員の皆さん、そして、その社員を支えてくださっているご家族の皆さんとともに、会社全体が充実し、幸福感に満ちた組織をつくることです。会社がしっかりと利益を生み、その成果を、社員の皆さんときちんと分かち合う。そんな当たり前で、けれど一番難しい経営を、最後まで貫いていきたいと思います。三回目の成人の日を前に、決意を新たにし、これからも一歩一歩、前へ進んでまいります。
どうぞ皆さま、3連休、良い週末をお過ごしください。
※ 「愉しさ」とは:外から与えられる一時的な楽しさではなく、自分の考え方や姿勢によって内側から湧き上がる、能動的で心が満たされる喜びを指します。