年末を迎え、SEMICONの開催時期とも重なるこの季節。来年以降に向けて、半導体産業の明るい将来を示すニュースが次々と入ってきています。その中でも、私が特に注目した話題を2つご紹介したいと思います。
■ 世界の半導体工場投資が再加速へ
一つ目は、世界の半導体工場投資が再び加速しているというニュースです。AI需要の拡大を背景に、HBMを中心とした高性能DRAMの需要が急増し、先端用途だけでなく民生分野でも供給不足感が強まっています。これを受けて、主要半導体メーカー各社が新工場(グリーンフィールド投資)に踏み切る動きが顕著になってきました。また、先端ロジック分野では
* TSMCが米国・台湾の両地域で積極投資
* インテル、サムスンも大型投資を再始動
といった流れが見られます。日本においても、Rapidus(ラピダス)やJASMの次期投資が具体化しつつあり、半導体産業全体として、米国・東アジア・日本を軸にした投資のうねりを強く感じます。
■ 東京エレクトロンの積極投資が示す未来
もう一つは、弊社のお取引先でもある東京エレクトロン(TEL)様の動きです。詳細は割愛しますが、東京エレクトロンは
* 研究開発
* 設備投資
* 人材採用
のすべてにおいて、過去に例のない規模での投資を進めています。特に印象的なのは、2025年に国内3拠点で新棟が相次いで竣工した点です。これは同社が、次の成長ステージを明確に見据えている証であり、開発力・生産力・物流体制を一体で強化していく強い意思を感じます。一企業がここまで長期視点で投資を続ける姿勢は、日本の半導体産業全体にとっても、大きな希望だと思います。
■ 設計現場から見える、確かな追い風
私たちアザエンジニアリングは、半導体製造装置の設計支援を主軸とする会社です。装置の高度化・大型化・高精度化が進む中で、設計の重要性はますます高まっています。今回の一連のニュースは、「半導体産業は、次の成長局面に入った」そう実感させてくれる内容でした。私たちもこの流れをしっかりと捉え、お客様の期待に応えられる設計力をさらに磨いていきたいと思います。来年以降の半導体業界の発展に、大いに期待しつつ──年の瀬に、少し前向きな気持ちになる話題の共有でした。