「納豆パワー!週数パックで死亡リスク40%減の研究」(1899号)

先日、日経ビジネスに掲載されていた見出し「納豆を週に数パック摂取する高齢男性 死亡リスクが相対的に下がる可能性」が非常にインパクトがあり、思わず目を奪われました。せっかくの興味深い内容ですので、今日はこの研究をご紹介したいと思います。関西医科大学が65歳以上の男性1548名を 平均12年間 追跡した研究で、「週に数パックの納豆を食べる人は、死亡リスクが40%低い可能性がある」という、驚きのデータが発表されました。
🔍 65歳以上 男性1548人を対象にした大規模研究
奈良県4市に住む65歳以上の男性を対象に、納豆摂取量を4つのグループに分けて分析しました。
1. 全く食べない
2. 週に1パック
3. 週に数パック
4. 1日1パック以上
追跡期間は最長16.2年、平均12.0年。この間に430名が亡くなっており、その統計データから死亡リスクとの関連を検討しています。
📉 「週に数パック」で死亡リスク40%低下
年齢、喫煙、飲酒、運動習慣、高血圧・脂質異常症の既往などを調整して分析した結果、週に数パック食べる人は、全く食べない人に比べて総死亡リスクが40%低いという結果が得られました。また、初回調査と5年後の調査で摂取量が変わらない人だけを対象にした追加分析では、週に数パックを継続して食べていた群で死亡リスクが30%低下。最も効果が見られたのは「無理なく続けられる適度な量」でした。
🧠 納豆だけで健康になるわけではないが、“積み重ね”が大切
今回の研究は観察研究であり、因果関係は断定できません。納豆を食べる人は健康意識が高かったり、運動習慣や食生活が整っている可能性もあります。それでも、
* ナットウキナーゼ(血栓予防)
* 大豆たんぱく質
* ビタミンK2(骨の健康)
* 食物繊維
など、体に良い成分が多いのは事実。日々の積み重ねが健康に寄与する、良い例だと感じます。
🍱 ここで少し、私自身の話を…
実は私も、毎日お昼に納豆を1パック食べています。納豆は *3パックで100円前後* と非常に安く、1日あたりわずか30円という“コスパ最強の健康投資” です。忙しいエンジニアにとって、手軽で続けやすく、栄養価も高い納豆は非常に優れた食品だと思います。健康は、毎日の積み重ねでつくられます。納豆に限らず、皆さんが“無理なく継続できる健康習慣”をぜひ一つ取り入れてみてください。来週の健康ブログもお楽しみに!

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