「創業36周年!1989年の原点から未来への歩み」(1864号)

今日、10月20日はアザエンジニアリング株式会社の創業記念日です。
1989年の創業から、今年で36回目の節目を迎えました。
▪️1989年 ― 時代の転換期に創業
創業の年、1989年はまさに昭和から平成へと移り変わった転換期でした。
この年に消費税(3%)が初めて導入され、金融機関でも週休2日制が始まりました。横浜ベイブリッジや幕張メッセが完成し、家電では任天堂のゲームボーイソニーのハンディカム55が大ヒット。日本中がバブル経済に沸き立ち、建売住宅が1億円を超える時代でもありました。36年の月日を経て振り返ると、社会も技術も驚くほど変化したことを実感します。
▪️若き日の原点 ― 23歳の私と半導体産業の最盛期
当時23歳だった私は、キヤノンアネルバ(当時:日電アネルバ)に派遣社員として4年間勤務していました。日本の半導体産業が最盛期を迎えており、職場はいつも活気にあふれていました。まだ「NEC 9801」や「MS-DOSパソコン」が主流の時代。猛烈な繁忙期で、徹夜続き・月200時間超の残業も珍しくありませんでした。評価機や初号機の立ち上げ時には、技術者が現場で装置に張り付き、不具合があればその場で追加工図面を描く——そんな日々でした。深夜の会議室で仮眠を取り、装置のチャンバーに顔を突っ込んで眠ったこともあります。思い返せば、図面を描く時間よりも、発注・実験・評価・組立に追われる日々。しかし、あの下積み時代があったからこそ、今の自分があります。当時のご縁で、今も一緒に働いてくださっている先輩もおり、そのことが何よりの財産だと感じます。
▪️「人生に無駄はない」 ― 原点からの教え
困難の渦中にいるときは、すべてが無駄に思えるものです。しかし今振り返ると、「人生に無駄はない」という言葉の意味を深く実感します。そして、起業した時の志や熱い思いを忘れることのない原点として、今日という日を迎えています。あの経験こそが、今のアザエンジニアリングの礎となっています。
▪️令和の時代へ ― 100年企業を目指して
時代は平成から令和へと移り変わりました。これからも、アザエンジニアリング株式会社が100年企業として未来へ続く企業であり続けるよう、皆さんと共に歩んでまいります。「社員を大切にし、社員とその家族を幸せにする経営」この創業の理念を、これからも変わらず貫いていきます。
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支えてくださったすべての方々に、心より感謝申し上げます。
そして社員の皆さん、これからも一緒に未来を築いていきましょう。

創業時はこんな時代背景でした。

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