「国内半導体製造装置メーカー、開発・生産体制を強化中」(1860号)

私達の会社の属する、半導体業界の最新動向についてご紹介します。
■ 開発・生産の両輪を強化する動き
産業タイムズ社(電子デバイス産業新聞)の記事によると、国内の半導体製造装置メーカー各社が、「開発」と「生産」の両面で体制を大幅に強化しています。近年、AI・自動運転・IoTなどの普及に伴い、半導体の高性能化と多機能化が急速に進んでいます。これに対応するため、装置メーカー各社は研究開発費や設備投資を積極的に拡大。この4年間で、設備投資額は約2.5倍、研究開発費は約2倍に増加しているそうです。開発拠点を国内外に新設する動きも相次いでおり、世界的な技術競争への備えが加速しています。
■ 背景にある「技術競争」と「供給網の安定」
この動きの背景には、
* 先端半導体開発のスピード競争
* サプライチェーンの分断リスク
* 国家戦略としての半導体強化政策
があります。
経済産業省がマイクロン広島工場への最大5,000億円の助成を検討していることも話題となっており、日本全体として「半導体立国」復活への流れが着実に進んでいることが感じられます。
■ 設計支援企業としての使命
私たちアザエンジニアリングは、創業以来35年以上にわたり、国内装置メーカーの設計支援パートナーとして数多くの開発プロジェクトに携わってきました。このように業界全体が再び活況を迎える今、私たちの設計力・技術力をさらに磨き、スピードと品質の両立を実現することが、装置開発の現場を支える使命だと感じています。
■ これからの展望
半導体産業は、まさに国家と産業の基盤を支える重要分野です。設計支援という立場から、開発現場のスピードアップ、品質向上、そして働く人の幸福度にも貢献できるよう、アザエンジニアリングはこれからも挑戦を続けてまいります。