「🤖AIの未来へ ― 孫正義氏の重大予言に思うこと―」(1859号)

週末のブログでは、少し未来の話題をお届けします。
■ 孫正義氏が語った「AIの未来」
ソフトバンクグループの孫正義氏が、先日の講演で驚くべき予言を語りました。それは、「10年以内にAIが人類の知能を超える(AGI:汎用人工知能)」というものです。
さらにその先、20年以内には“超知能(ASI)”が誕生し、人類の知能の1万倍になるとも述べています。孫氏は、AIの進化によって世界が根底から変わると断言しています。この流れに乗れない企業や人は、まるで“人間と金魚ほどの差”が生まれるとまで言い切っています。確かに、生成AIが登場してまだ数年。すでに文章・画像・設計・音声・映像など、あらゆる分野で“AIが人の仕事を支援する時代”が来ています。そのスピードは誰も予想できなかったほどです。
■ AIが生み出す「知のゴールドラッシュ」
孫氏はこの時代を「知のゴールドラッシュ」と表現しました。AIが発明し、AIが設計し、AIが判断を下す――。つまり、知識や発想、創造までもがAIによって“爆発的に生み出される”時代になるということです。私たち人間は、それを恐れるのではなく、どう使いこなすかを考えるべき段階に入っています。まさに“AIを使う人と使われる人の分かれ道”が、いま目の前にあるのかもしれません。
■ 設計支援の現場にも確実に来る変化
アザエンジニアリングでも、設計部門では「AIパイロットチーム」を発足し、AIの活用を模索しながら進めていきます。
AIを上手に使えば、スピード・品質・発想力のすべてが一段上に進化します。逆に、「AIはよく分からない」と避けていては、10年後の世界で置いていかれるかもしれません。設計という“創造の現場”においても、AIと人が協働することで、これまでにない効率と新しい価値を生み出せる――それが私たちが描く未来です。
■ 未来はもう始まっている
AIが人間を超えるというのは、決して「恐怖」ではなく「チャンス」です。大切なのは、AIに負けない柔軟な思考と、挑戦を恐れない心。これまで通りの延長ではなく、新しい道を自ら創る――アザエンジニアリングは、そんな未来志向の設計会社でありたいと思います。