「~秋の夜長は“心を整える時間”に~」(1857号)

健康経営の話題をお届けする水曜日。今日は、心の健康についてお話しします。
ようやく朝晩が涼しくなり、秋の訪れを告げる金木犀(きんもくせい)の甘い香りが街に漂ってきました。皆さんは、この秋をどのように楽しんでいますか?今年は、ここ数年不漁だったサンマが久しぶりに豊漁で、しかも大ぶり。秋の果物・梨も出来が良く、「あきづき」という品種は特に甘いです。うちの奥さんも毎日「あきづき」に夢中になっています(笑)。さて、私にとって秋といえば――やはり読書の秋です。最近は、著者であり科学者でもある伊与原新さん、人の心に深く寄り添う物語を紡ぐ町田そのこさん、優しく心を癒してくれる青山美智子さん、そして現役医師の夏川草介さんの作品にハマっています。どの作家も、読むたびに心が温まり、人としての感性が磨かれるように感じます。
📖読書がもたらす「心の健康効果」
1️⃣ 知識と知性の向上
* 教養を深める:新しい知識や視点を得ることで、思考の幅が広がります。
* 語彙力・表現力が高まる:自然と豊かな言葉が身につきます。
* 論理的思考が養われる:情報を整理し、自分の意見を持つ力が育ちます。
2️⃣ 精神的な健康の促進
* ストレスの軽減:物語に没頭する時間が、心を静かに落ち着かせます。
* 集中力アップ:ページをめくるごとに、集中力や理解力が鍛えられます。
* 共感力の向上:登場人物の心に寄り添うことで、他者への思いやりが育まれます。
3️⃣ 人生を豊かにする力
* 視野の拡大:さまざまな価値観に触れることで、多角的に物事を考えられるようになります。
* コミュニケーション力の向上:読書で得た知識や表現力は、人との会話にも深みを与えます。
* 感性の育成:物語や言葉の美しさに触れることで、人生の味わいが増します。
スマホを手放して、虫の音をBGMに静かにページをめくる――。そんな時間が、心のリズムを整え、明日への活力を生み出します。自由に貸し出しを行っている弊社のAZA文庫にも、良書がたくさん揃っています。秋の夜長――ぜひ“心の栄養”としての読書をおすすめします。