先日、図面にさまざまなデータを紐付けて管理できるサービスを提供されている会社さまが、営業で2回目の訪問をされました。初回に伺った際には「これは設計事務所向けではなく、工場や製造業に適したシステム」との感想で、それ以上の詳細には触れませんでした。今回は新たな機能が追加されたとのことで、改めてご説明をいただきました。
◎組立図と部品図を“つなぐ”画期的な機能
今回の目玉は「組立図管理機能」。
これにより「組立図」と「部品図」のつながりが一目でわかり、部品構成や関係性を直感的に把握できるようになったそうです。共通部品の更新も一括で反映でき、図面管理が飛躍的に効率化します。
◎AIによる自動認識と検索
さらにAIが搭載され、図面をドラッグ&ペーストするだけで、素材、図面番号、名称などを自動で読み取り入力してくれるとのこと。従来は手作業だった入力作業が不要になり、大幅な省力化につながります。
また、読み込ませたデータから類似図面を検索する「AI類似図面検索」も可能になり、過去の資産活用や設計効率の向上にもつながりそうです。
◎CADソフト不要のプレビューと検図
CADソフトが入っていないPCでも図面をプレビューできる点も魅力です。さらにプレビュー画面上に書き込みができるため、検図作業にも応用可能。フェーズ管理機能により「検図待ち」「検図済み」なども整理できるとのことでした。
また類似設計を行う場合に参考となる図面が簡単に探せて、時間短縮にもつながるのでは無いでしょうか。
◎コストと導入検討
これだけの機能を備えながら、月額は1社あたり3万円と非常にリーズナブル。AIが加わるだけで、これほどシステムの幅が広がるのかと驚かされました。正直、話を聞いているうちに虜になってしまいました。
今後は、実際の運用に向けて、社内のみなさんの意見を伺いながら導入を検討していきたいと思います。