きらぼしコンサルティング様が2025年5月に実施した「第33回 自社の業況判断と賃上げ・夏期賞与の動向」調査結果をご紹介します。経営環境を見つめ直すよい機会となりましたので、当社の現状と照らしながら項目ごとにまとめます。
1.自社の最近の業況
直近3か月(2025年3月~5月)は「横ばい」と回答した企業が約7割。劇的な回復は見られず、当社も安定維持を図る状況です。
2.今後の業況見通し
今後6か月も「横ばい」が約66%。景気に対する慎重姿勢がうかがえます。弊社も、既存取引の強化と新分野への挑戦を同時に進めてまいります。
3.従業員の過不足
約47%の企業が「人手不足」と回答。当社も設計職の採用を強化しており、経験者・若手技術者の確保が喫緊の課題です。
4.デジタル化・IT化の課題
「IT人材不足」「費用負担」「投資効果の不透明さ」が主要課題。当社も設計DXやIT教育に引き続き注力しています。
5.経営課題として注力している点
1位は「人材の確保・育成」、次いで「収益性の改善」「売上拡大」。弊社でも人材育成や設計単価見直しを重要施策としています。
6.価格転嫁の実態
「80~100%未満転嫁できている」が最多。一方で「全くできていない」企業も約7%あり、交渉の難しさが表れています。
7.価格転嫁の難しさ
最も多かったのは「人件費上昇分の転嫁」。当社も取引先との信頼関係を大切にしながら、丁寧な説明で理解を得る努力をしています。
8.今春の賃上げ
「6,000円以上」の賃上げを実施した企業は約半数。弊社でも社員の努力に応じた昇給を行い、生活安定とやりがい向上を支えています。
9.夏季賞与の支給水準(前年比)
「増加」28%、「変わらない」59%、「減少」13%。全体としては控えめな傾向です。
10.今年の賞与支給月数
企業平均は1.43ヶ月(前年1.65ヶ月)。
弊社は平均1.64ヶ月の支給を予定しており、社員の貢献にしっかり応えます。
■ 最後に
今回の調査は、自社の立ち位置を再確認する貴重な機会でした。厳しい環境下だからこそ、「社員が誇れる会社」を目指し、引き続き堅実な経営を心がけてまいります。