「相模原の景況感と私たちのこれから」(1754号)

相模原商工会議所が発表した「令和7年(2025年)1月〜3月期 景気観測調査」によれば、地元相模原の景況感は、前期(2024年10月〜12月)と同水準で推移し、全体的にはまだ厳しい状況が続いています。
業種別の動き
中でも注目すべきは、小売業・卸売業と建設業が回復傾向にある一方で、製造業と飲食・サービス業は悪化傾向にあるという点です。
特に製造業では、前期のDI値が▲18から今期▲24へと後退し、次期(2025年4月〜6月)の見通しではさらに▲30まで悪化すると予想されています。
このような厳しい市況の中で、実は私たちアザエンジニアリングは安定した受注と収益を維持し、今期は過去最高益が見込まれる見通しです。
弊社が安定を維持できている理由
一年前、当社は中小機構の「問題解決支援」を受け、社内制度や業務フローの見直し、そして外注先との連携強化など、さまざまな改善に取り組んできました。
それらの取り組みが着実に成果を上げ、社員一人ひとりの努力が結実し、業績の大幅な改善につながっています。
私たちの主力である半導体製造装置の設計支援は、業界としては決して追い風ばかりではありません。
「半導体も良い話ばかりではなくなってきた。アメリカの政策の影響が出てくるか心配」との声も、今回の調査結果には反映されていました。(これは私の投稿が採用されました・笑)
それでも、現場の柔軟な対応力と、長年培ってきた専門性が、こうした逆風の中でも力を発揮してくれています。
今後の展望
地元では、インバウンド効果を活かして好調な飲食店や、公共事業で支えられている建設業など、希望の光も見えています。
私たちも、AIやDX設計支援、ベトナム外注先との連携による「AZA WORKS」ブランドの立ち上げなど、新たなチャレンジを進めています。
今後も一人ひとりの知恵と力を結集し、「自分たちにできること」を徹底的にやる――その姿勢を大切に、進んでまいります。